タイドプール (たいどぷーる)

分類:

干潮時に磯のくぼみにできる潮だまりのこと。

タイドプール

タイドプール(英: Tide pool)とは、岩礁海岸や干潟の潮間帯において、干潮時に岩や砂泥底などの底質のくぼみに海水が取り残されてたまったもの。潮だまりとも呼ばれる。

概要

タイドプールは、海岸において、満潮時に海水につかる部分が干潮によって陸に出たときに、その地形によって海水が残る部分を指す言葉である。砂浜海岸にできることは少ないが、それ以外の海岸には普通に生じるものである。潮だまり(潮溜り・潮溜まり)とも呼ばれる。 小さなものは指先ほどのものから、大きいものは競泳プールほどもあるものまで様々な大きさがある。いずれにせよ満潮時には海の一部となり、干潮時から次の満ち潮までは、ある程度独立した閉鎖した水域になる部分である。ただし、高潮帯にある「水たまり」でも、波飛沫がかかるなどして海水の影響がある範囲はタイドプールとして扱う。
海岸の地形によってその様子は大きく異なる。岩礁海岸においては、岩のくぼみに海水が溜まる形で潮間帯のあちこちに大小様々なタイドプールを生じる。その大きさや形は岩の質や地層によっても大きく異なる。れき海岸では、岩礁海岸的な部分がある場合は、石と砂、岩混じりの底質の水たまりとして生じる場合があるが、礫のみからなる海岸では、砂浜と同様にタイドプールは生じにくい。干潟では低潮線付近の平面において、ややくぼんだ部分に水たまりが残るように生じる場合がある。
ただし、干潟に生じるタイドプールは、低潮線より下のごく浅い水域との間に環境としてほとんど差がない。生物環境としては岩礁海岸のタイドプールが特に重要である。
サンゴ礁の海岸は、砂地であることが多いが、広いサンゴ礁が岩礁のように露出する場合もあり、ここではタイドプールが生じる。しかし、もともと低潮線付近に平面を作る地形であり、しかも珊瑚は多くのすき間を持っているので、実際にはタイドプールはすべて内部で繋がりあっている状態であることも多い。オオイカリナマコは、時として複数のタイドプールにまたがって体を伸ばしていることがある。

このコンテンツはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BY-SA 3.0に基づきタイドプール – Wikipediaより転載したものです。