両軸受けリール (りょうじくうけりーる)

分類:

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ラインが出る方向と巻き取るスプールの取り付けが同じ向きになっているリール。糸よれが少なく巻き取り力が強い、ドラグの効きがスムーズという利点がある。だがバックラッシュを起こしやすい。遠投力に欠けるといった短所もある。ベイトキャスティングリールと同義。

両軸受けリール

ベイトキャスティングリール、ベイトリールとも呼ばれる。主に船釣りや一部の磯釣り、ブラックバスを中心としたルアー釣りに使われる。糸が出ていく方向が巻き取りの面と平行であるため、巻き上げ力が強く、糸ヨレもほとんど起こらない。ただし投げ目的で使う場合、キャスト時に後述のバックラッシュ(反動の意)というトラブルが起こりやすく、使いこなすにはブレーキの調整、サミングなど、多少の慣れを要する。

機構

その名の通り、スプールの回転軸が両脇から支えられている。クラッチを備える。仕掛けの投入時にはクラッチを切り、スプールの回転をフリーにする。巻き取り時にはクラッチを入れ、ハンドルを回すとスプールが回転し、糸が巻き取られていく。また一部大物釣り用以外のものはレベルワインダーという糸を均一に巻き取るための機構が付く。バックラッシュ対策のため、ブレーキを備えている。

バックラッシュ

スプールはキャストの瞬間から、放出される糸に引かれて勢いよく回転し出し、慣性により回り続ける。一方、糸の出る速度は、錘やルアーが空気抵抗や着水により失速するのにつれて、遅くなっていく。スプールに巻かれた糸の(その時点での)最外周の周速が、糸が出て行く速さを越えてしまったときに、スプールからほどけた糸がスプール内で緩み絡まってしまう。これが釣りでいうバックラッシュである。

バックラッシュ対策

バックラッシュを防ぐ方法としては、キャスター自身が行うサミングと、リールが備えるブレーキ機構の2種類がある。これらを組み合わせて、スプールの過回転を抑える。
サミングは、糸の出る速度が減速するのに合わせて、スプールに親指を軽く当てがい、スプールの回転速度を抑えるテクニックである。
ブレーキには、メカニカルブレーキと、近年のリールの多くが搭載するメーカー独自の特殊なブレーキがあり、この2つを併用している。メカニカルブレーキは、単純にスプールを両脇から締め付ける機構である。メーカー独自のブレーキには、スプールの遠心力を利用するタイプと、磁力を利用するタイプがある。投げる物の重さや、風向き、空気抵抗に応じて、バックラッシュの発生しない範囲で、かつ飛距離を損なわないよう、これらのブレーキを適切に調節する必要がある。

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