ニンフ (にんふ)

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カゲロウなどの水生昆虫の幼虫の総称。これに模した水中に沈むタイプのフライのこともこう呼ぶ。

カゲロウ

カゲロウ(蜉蝣)とは、節足動物門・昆虫綱・カゲロウ目(蜉蝣目)Ephemeropteraに属する昆虫の総称。昆虫の中で最初に翅を獲得したグループの一つであると考えられている。幼虫はすべて水生。不完全変態であるが、幼虫→亜成虫→成虫という半変態と呼ばれる特殊な変態をし、成虫は軟弱で長い尾をもち、寿命が短いことでもよく知られる。
学名はギリシャ語でカゲロウ ephemera( εφημερα )と、翅 pteron( πτερον )からなるが、ephemera は名詞で、ephemeron または ephemeros の複数中性格である。原義は epi = on, hemera = day (その日1日)で、カゲロウの寿命の短さに由来する。ephemera はチラシやパンフレットなど(すなわちエフェメラ)を意味するが、やはりその日だけの一時的な存在であることによる。

フライ・フィッシングの餌への利用

むしろ、彼らと人間がかかわるのは、彼らが水環境において、魚類の良質な餌になることによる。渓流では、カゲロウの幼虫は魚類の餌として重要な位置を占め、羽化した成虫も、水面で盛んに捕食される。したがって、渓流釣りの餌として、どちらもよく利用されてきた。
フライ・フィッシングの疑似餌・毛鉤のモデルとしてもよく利用され、一般的な毛鉤の多くは、カゲロウの成虫・亜成虫をモデルとしており、ハッチチャート(水生昆虫の羽化時期のチャート表)や現場の状況に合わせ、種ごと、ステージ(成長段階)ごとの疑似餌を使ったりもする。フライフィッシングをする日本人らは、英語由来の独特の呼称を用いることが多いが、カゲロウに関しても、ハッチ(羽化)、ニンフ(幼虫)、ダン(亜成虫)、スピナー(成虫)などと言うほか、羽化途上の幼虫をイマージャー、羽化したてで翅が伸びきらず捩れたものをツイストウィングなどと呼んで細かく区別し、それらに模してフライを作成・使用したりもする。

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