万作 (まんさく)

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島根県などで使われるシイラの別称。豊穣を指す「豊年満作」という言葉が由来。

シイラ

シイラ(鱪、鱰〈魚偏に暑または署〉)、学名 Coryphaena hippurus は、スズキ目・シイラ科に分類される魚の一種。全世界の暖かい海に分布する表層性の大型肉食魚で、食用に漁獲される。釣りの対象としても人気が高い。
分類上は同属のエビスシイラ Coryphaena equiselis と共に、1属2種のみでシイラ科 Coryphaenidae に分類されている。

特徴

成魚は最大で体長2m・体重40kg近くに達する。体は強く側扁して体高が高く、体表は小さな円鱗に覆われる。また、オスの額は成長に従って隆起する。背鰭は一つで、55-65軟条からなり、頭部から尾の直前まで背面のほとんどに及ぶ。臀鰭は25-31軟条[1]。
体色は「背面が青・体側が緑-金色で小黒点が点在する」ものが知られるが、これは釣りなどで水揚げされた直後のもので、死後は色彩が失せ全体的に黒ずんだ体色に変化する。また、遊泳中は全体的に青みがかった銀色である。

名称

シラ(秋田・富山)、マンビキ・マビキ(万匹、宮城・九州西部)、シビトクライ(死人食らい、千葉)、トウヤク(高知西部・神奈川・静岡)、トウヒャク(十百、和歌山・高知)、マンサク(万作、中国地方中西部)、クマビキ(九万匹、高知)、ネコヅラ(猫面、九州)、マンビカー(沖縄)など、日本各地に地方名がある。
「マンサク」は、実らず籾だけの稲穂のことを俗に「粃(しいな)」と呼ぶことから、縁起の良い「(豊年)万作」に言い換えたといわれる。「シビトクライ」「シビトバタ」などは、浮遊物に集まる習性から水死体にも集まると言われることに由来する。これらの地方ではシイラを「土佐衛門を食う」として忌み嫌うが、動物の遺骸が海中に浮遊していた場合、それをつつきに来ない魚の方がむしろ稀であることは留意する必要がある。
中国語の標準名では「鯕鰍」(チーチォウ、qíqiū)と表記する。
英名”Dolphinfish”はイルカのように船に寄ることから、”Dorado”(スペイン語で「黄金」の意)は水揚げされる時に金色に光ることに由来する。ハワイではマヒマヒ(Mahi-mahi)と呼ばれる。

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