イトヨ (糸魚)

概要
分類 | トゲウオ目トゲウオ科イトヨ属 |
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別名 | ハリウオ、トゲチョ、トゲウオ、ハリサバなど |
英名 | Three-spined Stickleback |
由来 | ー |
分布
北海道地方以南~本州全域
ただし、「陸封型」は北海道地方と東北地方の一部にしか生息していない。
ただし、「陸封型」は北海道地方と東北地方の一部にしか生息していない。
似ている魚との見分け方
トミヨに似ているが、背鰭の棘数がトミヨは7~10本あるのに対し、イトヨは3本なことから見分けることが出来る。
毒や危険性について
特になし。
食性
肉食性で水生昆虫や小型甲殻類を捕食している。
食味
捌き方 | 小型なので丸ごと調理すると良い。 |
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料理 | 昔は唐揚げや佃煮にされ食されていたが、個体数の減少と共に食用にされることは少なくなってきている。
また、福島県以南の「陸封のイトヨ太平洋型」は環境省レッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されているため、リリースすることをおすすめしたい。 |
釣りについて
釣り方 | ウキ釣りイトヨは里山や水田近くの水源や湧水地帯に生息しており、冷たく綺麗な水でないと生きていけない。そのため環境変化に弱く、環境悪化により生息地・生息数を減らしている。イトヨには一生を河川で生活する「陸封型」と海へ下り繁殖だけを河川で行う「降海型」がいる。 赤虫やその場で捕獲したヌマエビのむき身などを餌にすることで意外と簡単に釣ることができる。 好奇心旺盛でガン玉を突くようにして寄ってくることもあり、その時は餌が口元にくるようにしてあげると良い。 |
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釣れる時期 | ー |
タックル | ウキ釣り小型の渓流竿で十分釣ることができる。釣り場が用水路や小川になるのであまりにも長い竿は使い辛い。ロッドは1m前後のタナゴ竿や渓流竿を使い、道糸はナイロンの0.4~0.6号程度のものを使う。小型のハエウキと色付きイトウキ、鈎は袖バリ1~2号を使い、ガン玉でウキの浮力を調整すること。 |
ルアー・餌 | 赤虫、ヌマエビのむき身など。 |