誰でもできるラインローラーのメンテナンス方法を解説!愛用のリールを長く使おう
いざ釣りに行こうと思ったらリールの調子が悪い…なんて経験はないだろうか?
中でもラインローラーの回転が悪いと、あらゆるトラブルを引き起こしてしまい大きなストレスとなるだろう。
今回はそんなトラブルを防ぐために、かんたんなラインローラーのメンテナンス方法をご紹介しよう。
使用する道具は以下の通り
準備するものは容器(紙コップなどでも可)、メーカー純正オイル、グリス、パーツクリーナー、プラスドライバー、ピンセット、キッチンペーパー。
メーカー純正のグリスとオイル以外は、すべてホームセンターや100円ショップで揃う。
ラインローラーを分解しよう
今回メンテナンスするのは「シマノ 11バイオマスター2000」。
ラインローラーの異音が気になっていたこのリールを綺麗にしていく。
ラインローラーのねじを外す
ラインローラーは、ベールの糸受け部分にベアリングが入っている。
まずはプラスドライバーを使って、ねじを外していこう。
写真を撮って記録しておこう
ラインローラーを分解すると、複数に渡る部品から成り立っているということがわかる。
似たような形の部品が多いため、元の順番を間違えないように注意が必要だ。
分解した際は外した順番通りに並べ、写真を撮るなどして記録しておくと取り付ける際に迷わずに済むだろう。
もしわからなくなったら
どうしても順番がわからなくなってしまったら、各メーカーのホームページをチェックしてみよう。
リールの展開図に順番が乗っているので、いざとなったら参考にするとよいだろう。
シマノ製リールの場合:SHIMANO|シマノセールス株式会社
ダイワ製リールの場合:SPORT LIFE PLANETS:スポーツライフプラネッツ-釣用品のパーツ販売・修理
パーツを洗浄しよう
容器にパーツクリーナーを散布し、ピンセットなどで回しながら洗浄する。
ベアリングは特に重要なため、時間をかけて念入りに洗浄しよう。
その他のパーツもパーツクリーナーを吹きかけながら洗浄していく。
洗浄したら乾燥を
キッチンペーパーの上に置きよく乾燥させる。
この時も順番通り並べておくとスムーズに作業が進む。
ベアリングのグリスアップ
洗浄したベアリングに、グリスを満遍なく散布する。
とくにベアリングは指で回しながら、念入りに中に押し込むように塗っていこう。
その他の細かなパーツにも忘れずにグリスを塗る。
ラインローラーの組み立て
まず最初に写真のような、ねじ山のないパーツを組み入れる。
並べた写真では一番右のパーツだ。
分解したときとは逆に、今度は右から順番に組み付けていく。
パーツをすべて組み終えたら、最後にねじで締めいく。
このときに絶対に順番を間違わないように注意しよう。
全て組み終えたら、余分にあふれたグリスをふき取って完成。
これだけの作業で、ラインローラーの回転が格段にスムーズになったはずだ。
愛用のリールを長く使おう
細かな作業が苦手な人もいるだろうが、定期的なメンテナンスを施すことで使い心地は大きく変わってくる。
このメンテナンスであれば、ホームセンターなどで購入できる道具で手軽にでき、慣れてしまえば作業時間は30分とかからない。
本記事を参考にラインローラーのメンテナンス方法を習得し、愛用のリールを長く使っていただければ幸いだ。