春夏秋冬、1年を通して楽しめるタイラバゲーム。
落として巻くだけのシンプルな釣りであるが、釣果アップのためには各シーズンに適したタイラバを選ぶ必要がある。
今回は年間を通じてタイラバを楽しんでいる編集スタッフが、2018年の各シーズンごとに活躍してくれたアイテムを紹介していこう。
2018年に活躍したタイラバアイテム
冬のタイラバで活躍したアイテム
2018年の冬は、高比重のタングステン製ヘッドが活躍した。
シルエットを小さくできるため、低水温により活性の下がった魚にも口を使わせることに成功した。
筆者のホームグラウンドである日本海は、冬場になると北風の影響によって荒れる日がほとんどだ。
そのため、感度が高く着底をしっかりと感知できるタングステン製のヘッドに何度も助けられた。
春のタイラバで活躍したアイテム
2018年の春は、一見地味にも思えるブラック系のカラーが活躍した。
春は潮の濁りが強い日が多いためか、シルエットがはっきりするカラーにバイトが集中する傾向にあった。
また5〜6月産卵後の時期は、多くのマダイが黒っぽいイソギンチャクのような生物を捕食していた。
イソギンチャクとブラックのタイラバはまさにマッチザベイトなため、バイトが集中した理由に何か関係しているのかもしれない。
夏のタイラバで活躍したアイテム
2018年の夏は、ベイトとなる小イワシを模した魚型のワームが活躍した。
タイラバのフックにワームをチョン掛けするだけで、アタリの数が明確に増加した。
また夏のマダイは活性が高い個体が多く、アピール力の高さが釣果に直結する場合がある。
そのため、シルエットを大きく見せられるという意味でもワームは有効であるといえるだろう。
秋のタイラバで活躍したアイテム
2018年の秋は、万能カラーであるオレンジ系のカラーが活躍した。
秋はさまざまなベイトを捕食しているため、あらゆる状況で使えるオレンジは安定感のあるカラーだ。
実際にこの秋はオレンジをメインに使用したが、マダイをはじめとするあらゆる魚に恵まれた。
ベイトが豊富であり何を選ぶか悩ましい季節であるが、迷ったら万能カラーであるオレンジを購入しておけば間違いないだろう。
シーズンに適した使い分けを
タイラバは一年を通して楽しめるが、それぞれの使い分けが釣果の鍵を握っている。
今年は特に潮の色や捕食しているベイトに合わせた選択が重要だと実感させられた。
本記事を参考に、シンプルだけど奥が深いタイラバゲームをもっと楽しんでほしい。