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淡水魚への影響も!?世界各地で河川の塩分濃度が上昇中

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2018年12月24日

現在、世界各地で河川の塩分濃度が上昇し、水辺の生物だけではなく人間の健康をも害するおそれが懸念されているとNewsweekが報じている。

河川の塩分濃度が上昇する理由と、それによってどのような被害が出るのかについて紹介していこう。

世界各地で河川の塩分濃度が上昇中

米砂漠研究所(DRI)のジョン・オルスン博士は、米国内2001カ所を対象に、米環境保護庁(EPA)が計測した電気伝導率(EC)のデータを使って河川の塩分濃度を解析し、2018年12月3日、ロンドン王立協会の学術雑誌「フィロソフィカル・トランザクションズ」でその研究結果を発表した。

これによると、過去25年間で、米国の河川の少なくとも34%の地点で塩分濃度が上昇しており、2100年までにはその割合が50%を超えると予測されている。

出典:アメリカの34%の河川で塩分濃度が上昇していた | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

上記の内容にある34%や50%という数字は、塩分濃度が上昇した河川の割合という意味なので注意してほしい。

このような現象はアメリカだけではなく、スペインやオーストラリアでも同様の事例が報告されているという。

河川の塩分濃度が上昇する理由とは

塩分濃度が上昇する理由には、その土地独自の地質や自然環境の要因もあるが、農業や化石燃料の採掘なといった人為的要因も大きいという。

世界に比べると化石燃料の資源が少ない日本であるが、農耕民族というルーツであるため、河川の塩分濃度は上昇しているのかもしれない。

筆者は地方都市部のシーバス釣りのメッカと称される河川のそばに約15年住んでいるが、ここ数年で今まで見かけなかったサゴシ(サワラの幼魚)などの海水魚が遡上するのを何度も目撃している。

それら海水魚の遡上が塩分濃度の上昇と関係するのかは不明だが、何かしら関係があるのかもしれない。

どのような被害が出るのか

河川の塩分濃度が上昇することで、私たち人間は飲料水や農業用水などの被害を被ることとなる。

被害は人間だけではなく、水辺の昆虫や鳥、淡水魚といった生物の多様性にも大きな被害が及ぶ。

これは淡水魚を愛する釣り人や漁業従事者にも大きな影響を与える問題だといえるだろう。

日本の河川にも注目してみよう

上記のニュースは欧米や欧州の事例だが、今後日本も同じような現象が起きる可能性も十分ありうる。

これからは自身の生活圏内にある河川の環境にも注目してみてほしい。

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