波止釣りや船釣りに問わず、日本各地で釣りのターゲットとなるタチウオ。
釣りの面白さもさることながら、どのような料理にも相性が良いため食味の面でも人気の高い魚だ。
今回は、タチウオを釣ったら一度は試すべき絶品料理「タチウオの巻焼」の作り方を紹介していこう。
タチウオの巻焼とは
タチウオの巻焼とは、タチウオの名産地である愛媛県の郷土料理である。
タチウオの身を竹棒に巻きつけ、職人が絶妙な火加減で焼いた絶品料理だ。
今回紹介する作り方では、竹棒の代わりに割り箸を使って作成する。
家庭でもできるタチウオの巻き焼き
用意するもの
- 醤油 50cc
- みりん 50cc
- 料理酒 50cc
- 砂糖 大さじ3
- 割り箸
作り方
タチウオをぶつ切りにせず、そのまま三枚おろしにしていく。
体長が長いため、出刃包丁ではなく刺身包丁を使用すると捌きやすいだろう。
使用するタチウオのサイズは、波止からよく釣れるサイズである、やや小型の指2~3本程度のタチウオがちょうど良い。
三枚におろしたタチウオの半身を横に包丁を入れてさらに半分にする。
指3本サイズのタチウオであれば、目安として一匹で4本の巻焼が出来上がる。
三枚におろしたタチウオを割り箸に巻きつけていく。
割れる寸前の箇所に差込み、そこから箸の先端部に向かって巻きつけていくときれいに巻けるので覚えておこう。
用意した醤油、みりん、料理酒、砂糖を混ぜ合わせ、タレを作る。
巻きつけたタチウオをタレに10分ほど漬け込んで下味をつける。
タレに漬け込んだタチウオを焼き網や魚焼きグリルで焼いていく。
同じ箇所にずっと火が通っていると箸が燃えてしまうため、こまめに回転させながら焼くのがコツだ。
皮に軽く焦げ目が付くぐらいまで焼けば完成。
骨もなく食べやすいため、焼き魚や煮魚が苦手な子供でも喜んで食べてくれるはずだ。
上記のようにタレの味付けも美味しいが、塩味で作ってもまた絶品である。
タチウオはクセがなく、あらゆる味付けと相性が良いため、タレや塩以外にもさまざまな味にアレンジしてみるのもいいだろう。
タチウオの巻焼を作ってみよう
タチウオの巻焼は、料理方法に迷いがちな小型のタチウオを有効に活用できる料理方法だ。
やや手間はかかるものの、まるでお店で出てくるような絶品料理が味わえる。
小型のタチウオが釣れた際には巻焼を作って、その美味しさを実感してみてほしい。