2.5号や3号といった小型のエギを使用することが多い秋のアオリイカエギング。
イカの数は1年でもっとも多い時期であるが、エギの使い方次第では思うように釣果をあげられないこともある。
今回は、秋のエギングで使用頻度の高まる小型エギの強みを生かした使い方を紹介しよう。
小型エギの強みを生かした使い方
アクションを小さめに
小型のエギは水の抵抗が小さく力が伝わりやすいため、小さなロッドアクションでもしっかりエギが動いてくれる。
そのため3号以下の小型エギを使う際は、ロッドのシャクリ幅を小さくしたアクションが有効だ。
小型エギを必要以上に大きく動かしてしまうと、エギが不自然な動きになりイカに見切られてしまう。
ダートアクションを取り入れる
小型エギはシルエットが小さいため、大型エギと比べるとアピール力で大きく劣ってしまう。
そのためシャクってフォールさせるだけのアクションではなく、ダートアクション(横の動き)を積極的に取り入れてイカに存在を気づかせてあげる必要がある。
メタルジグを動かす時のように、リズムよく細かいピッチで4〜5回シャクってダートさせるようにしよう。
シャローエリアで強い
活性の高まった秋のイカは、エサを求めて水深が膝下ほどしかないようなシャローエリアにも積極的入り込んでくる。
このようなエリアでは縦に探れないため、ゆっくりとしたフォールスピードでアプローチできる小型エギを投入しよう。
小型エギは自重が軽い分フォールスピードがゆっくりとなるため、シャロータイプのエギとして使うこともできるのだ。
渋いときに強い
秋はイカの天敵である青物の回遊が多く、活性が極端に下がる時間帯がたびたびある。
このような状況では、低いリスクで捕食できる小型エギを好んで抱いてきやすい。
活性の高いイカを探してランガンするのもよいが、確実にイカがいるとわかる釣り場では小型エギを投げ続けることで釣果に繋がる場合もあるだろう。
小型のエギの強みを生かそう
一般的に秋のエギングでは小型エギが効果的であるが、その理由は単純に狙うイカのサイズが小さいからだけでない。
とくに活性の低い時間帯は、大きなイカであっても捕食しやすい小型エギを抱いてくる場合もよくある。
本記事を参考に小型エギの強みを理解して、秋エギングの釣果アップに繋げてほしい。