釣りのハイシーズンともいえる秋に突入し、ショアジギングを楽しむアングラーを多く見かけるようになってきた。
一日中メタルジグをシャクリ続けていると、小さなトラブルや不便さを感じることもあるだろう。
今回は、ショアジギングがより快適になる便利グッズを厳選して紹介していこう。
ショアジギングとは
ショアジギングとは、陸(ショア)からメタルジグを使って魚を狙う釣り方だ。
シーバスロッドを転用して楽しむライトショアジギングや、耐力の消耗が少ないショアスロージギングなど、アングラー自身に合った楽しみ方を追求できるのも魅力のひとつ。
磯はもちろんのこと、サーフや堤防から楽しむことが多く、そのフィールドに合ったタックルやメタルジグを選択することが重要となる。
ショアジギングの利点
ショアジギングは他の釣りにはない利点を多く持ち合わせている。
- 圧倒的な飛距離
- 海中の全ての層を探れる
- 強風にも強い
- 手返しがバツグン
世の中には多種多様なルアーが存在するが、飛距離の面でメタルジグの前に出るルアーはない。
キャスト次第では100m先を狙うのも難しくなく、陸からでも沖の潮目を狙うこともできてしまう。
広く探れるということは、より多くの魚と出会う確立が上がるということであり、大きな魚との出会いも多くなる。
水深が浅すぎるフィールドには不向きだが、その先が落ちている(水深が深い)場合などはメタルジグで探ってみよう。
ショアジギングで大活躍する便利グッズ5選
シャウト!「アンダーアームガード 908UG」
シャウト!から発売されている、脇の痛みを軽減してくれるアンダーアームガード。
重たいメタルジグを一日中シャクっていると、ロッドを支える脇の下が痛くなることがある。
この痛みは釣りの妨げになるだけではなく、翌日の生活にも支障をきたす場合もあるほどだ。
本製品は脇への衝撃を吸収しつつも腕の動きの邪魔になることもないため、快適性を求めるアングラーにぜひオススメしたいアイテムといえる。
第一精工「カラビナキッター」
第一精工から発売されている、根掛かり時にラインの切断を補助してくれる機能を備えたカラビナ。
PE4号の先に20号前後のリーダーをセットするようなガチガチなショアジギング時では、ラインの直線強度が高かすぎるため、根掛かりを切る作業も一苦労となる。
グローブに巻きつけた状態で引っ張っても切れないことが多く、なによりも手の怪我へとつながりかねない。
本製品はカラビナでありながら側面にゴムでコーティングされた溝があり、その溝へラインを巻きつけることで安全に根掛かりをカットできるという優れものだ。
スタジオオーシャンマーク「オーシャンスナップ」
スタジオオーシャンマークから発売されている、特殊な形状をしたスナップ。
大型の青物を狙う場合には、スプリットリングにメタルジグを取り付けることが多い。
ルアーチェンジを繰り返す時には、専用プライヤーでスプリットリングを開く作業が手間と感じることも少なくない。
本製品は専用のプライヤーを必要とせず、手のみでルアーの付け替えができるため、ルアーチェンジの作業がスムーズになること間違いなしだ。
ゼナック「リールストップラバー(REEL STOP RUBBER)」
ゼナックから発売されている、リールシートのナット部のゆるみを防止してくれる保護カバー。
魚とのファイト時やジグをシャクっている最中に、リールシートのナット部がゆるんでしまった経験はないだろうか。
本製品はそんな悩みを解決してくれるアイテムであり、長時間の釣りで起こる手の痛みも同時に解消してくれるアイテムだ。
単純なパーツと思われがちだが、ナット部のゆるみに悩むアングラーには特効薬となる製品といえるだろう。
シマノ「パワープライヤー ベント」
シマノから発売されている、大型のスプリットリングに対応したフィッシングプライヤー。
大型のスプリットリングは強度が高く、一般的なプライヤーで開くのが難しいことも多い。
本製品はスプリットリングの開閉のストレスが限りなくゼロになるだけではなく、PEラインをカットするなどの機能も同時に備えている。
安い買い物ではないが、大型のスプリットリングを苦手としているアングラーにはぜひ使ってほしいアイテムだ。
快適さは釣果につながる
釣りにおいて快適さの追求は、釣果に直結するほどの要素といえるだろう。
ストレスに感じる部分を少しずつ解消し、ショアジギングで夢の魚をキャッチしてほしい。