秋のエギングといえば、見えているイカを狙って釣るサイトフィッシングが欠かせない。
見えているイカとの駆け引きはとても奥が深く、なかなか思うようにエギを抱いてくれないことがよくある。
今回はサイトフィッシング時にエギを抱かせるための応用テクニックを紹介していこう。
抱かないイカを誘惑するテクニック
水平姿勢でフォールさせる
イカがなかなか抱いてくれない時は、エギを水平姿勢にしてゆっくりフォールさせてみよう。
シャクリからフォールに切り替わるタイミングで抱いてくるように、エギが水平姿勢になった瞬間に捕食スイッチが入ることがよくあるのだ。
通常エギは斜め45度の角度でフォールしていくが、ロッドを操作して意図的に水平の姿勢を作り出す。
水平姿勢の作り方は、ロッドを上向きにしたままゆっくりと竿を下ろしていけばOKだ。
抱きそうになったらあえて動かす
イカが抱いてきそうな素ぶりを見せるも、触腕で軽く触れただけで抱き込まないというシーンはよくあることだろう。
ここで無理にアワセてしまってもフッキングする可能性は低く、多くの場合はそのままイカに逃げられてしまう。
そんな時はイカがエギに触る寸前であえて動かし、抱かせないように焦らしてみよう。
こうすることでイカの捕食スイッチが入り、次のフォール時にしっかりと抱きこんでくることが多い。
ボトムにつける
中層でアタックすることには警戒心を持つが、ボトムにあるエギに対してはすんなりと抱いてくることがよくある。
どうしても抱かないときは、数回動かしたのちにエギをボトムに一度つけてみよう。
ボトムにつけることでエギが見えなくなってしまうこともあるが、どうしても抱いてくれない時の最終手段として試してみてほしい。
攻めの引き出しを増やそう
フレッシュなイカは目の前でエギを動かすだけで食ってくるが、秋が深まった時期のイカはエギにスレてくるため同じ手段では釣れなくなりがちだ。
そんなスレたイカに対しても攻めの引き出しを増やすことで、駆け引きを有利に進めることができるだろう。
本記事を参考にサイトフィッシングを攻略し、秋のエギングをもっと楽しんでほしい。