【バイブでチニング】波動で誘う「ちぬころバイブ」は根がかりエリアの救世主

ボトムを重点的に狙うチニングに根がかりはつきもの。
今回は波動の強いルアーでガレ場からチヌを誘い出す「ちぬころバイブ」を使った釣り方を紹介します。
梅雨時期のボトムチニングが有利な理由
チニングと言えばポッパーやペンシルを使用するトップゲームを連想する人も少なくないと思います。
視覚で楽しめるトップゲームは夏の名物ですが、降水量の多い6月は水の濁っているエリアが少なくありません。
極端に濁ってしまうと、チヌがボトムを意識することもありトップゲームが難しくなってしまいます。
そんな時はボトムチニングの出番です。もともと、チヌはボトムのカニやシャコなどの甲殻類をメインのエサとしています。
だからこそ、チヌ本来の食性に訴えかけるボトムチニングは濁りの強い時でも大いに通用するのです。
チヌは2種類いる
チヌには様々な種類がいますが、チニングのメインターゲットとなるチヌはクロダイとキビレです。
これら2種類のチヌは外見は非常に似ていますが、生態が異なる部分があります。
それは産卵時期です。
クロダイの産卵時期は一般的に4~6月の春から初夏にかけてですが、キビレは秋に産卵します。
つまりこれからはクロダイが産卵から戻り、体力を回復させるために活発に餌を捕食する時期であるといえます。
ですから今回は、クロダイを狙った釣行です。
梅雨時期のチヌのルアー選択
前述したとおり、河川付近で釣りをするチニングにとって梅雨は雨による濁りの影響を受けやすいです。
適度な濁りだとチヌの活性が上がり、活発に餌を捕食するようになります。
しかしながら川から流れてくるゴミの量も多いことから、魚にルアーを「気付かせてやる」といった意識が重要です。
そんな時に適したルアーが今回ご紹介する「ちぬころバイブ」、というわけです。
ガレ場を攻略、実釣編!
今回選んだ河川は山口県東部の小瀬川。チヌの数も多く、活性も高いチヌパラダイスといえる河川です。
潮は下げ潮を選択。上げ潮ではチヌの群れが分散する傾向にありますが、下げ潮では流れてくるベイトを待っているためか、比較的1か所に集まりやすいです。
事前に地形をチェックしていて、タイミングが合えば時速10枚ペースもあり得ます。
ポイントは橋脚付近の地形変化。この付近は石が多くチヌも集まりやすい傾向にあります。
ちぬころバイブ12gをフルキャスト。ちぬころバイブはよく飛びますので遠くのポイントもしっかり探ることができます。
石が集まるポイントは必然的に根がかりも増えてしまいますが、ちぬころバイブはちぬコロリから「起き上がり小法師」を継承していますので、根がかりしにくいルアーとなっています。
ロッドを軽くさびいてリフトし、ボトムでステイを繰り返します。するとボトムで「グッ!」と抑え込むアタリが。
チニングの面白さはここからです。チヌがルアーを離さないように優しく、かつ素早くテンションを入れます。
ティップにかかる重量でチヌが抑え込んでいるのを確認したのち、強めにフッキング。
上がってきたのは40cm程度のチヌ。
瀬戸内海には多くの河川が存在し、そのほとんどの河川でチヌを狙うことができます。
身近で手軽に魚と駆け引きができ、よく引いて楽しませてくれる。
こんなフィールドが身近にあるなら、狙わない手はないですよね。
この日はバイトも多く、この後も数枚のチヌを釣ることができました。
これからが夏本番、チヌの活性はこれからどんどん上がっていくでしょう。
眠れない夜は夕涼みがてら、チヌと戯れてみてはいかがでしょうか?
今回使用したルアー
ジャクソン「ちぬころバイブ8g、12g」
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