アオリイカは別名「モイカ」と呼ばれることもあるほど、イカの中でも藻場を好む傾向がある。
特によく繁茂した藻場は産卵場所のみならず、エサを探したり身を隠す場所としても非常に優れているためだ。
今回は藻場に潜むアオリイカの狙い方を紹介していく。
藻場に潜むアオリイカの特徴
アオリイカにとって藻場は産卵だけでなく、餌を探したり身を隠したりと、安息の場になっているといっても過言ではない。
したがって産卵に夢中の低活性のイカから、食欲旺盛な高活性のイカまで幅広く生息している。
これといった必釣パターンは特になく、臨機応変にそれぞれのイカに合わせた狙い方で攻めていく必要があるのだ。
藻場のアオリイカはこう狙え
藻と藻の間を狙う
藻場エギングの基本となる攻め方は、藻と藻の間のオープンスペースを狙っていくこと。
何度かエギを投げて引っかかりの少ないトレースコースを見つけ、そこを集中して狙っていくようなイメージだ。
偏光サングラスをかけ、しっかりと地形を把握しておくと良いだろう。
藻の上を狙う
藻がびっしり生え、切れ間がない場所は藻の上を攻めていく釣り方で攻略する。
このような場所では長時間フォールを取ると引っかかってしまうため、勝負するのは藻と水面の間のわずかなスペースだけだ。
ゆっくり沈むシャロータイプのエギを用いて、大きくシャクらず一定レンジをじっくり探るように意識しよう。
藻の中に放置する
エギをシャクるたびに引っかかるようなよく茂った場所では、普通のエギングの釣り方では釣りにならない。
そんな時はエギを藻の中に放置して、シャクらずに放置して狙う方法が効果的だ。
釣り方はシャクっているうちに藻に引っかかったら、そのまましばらく1~2分放置するだけ。
特に産卵を意識している低活性のイカに関しては、この方法でないと乗ってこないことがある。
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