秋のイメージが強いショアジギングだが、春であっても多くの魚を狙うことができる。
今回は春のショアから狙えるヒラマサの特性をひもといていこう。
春のショアジギングで狙うヒラマサ
青物のなかでも特に人気の高い魚、ヒラマサ。
人気の理由は、その狙う難しさと引きのパワー、そして非常に美味なことがあげられる。
春マサとも呼ばれるように、春には産卵を控えた大型が釣れやすいのが特徴だ。
この魚をショアジギングで釣るための、知識と準備について紹介していこう。
ヒラマサの生態
産卵行動について知ろう
春マサと呼ばれる大型の個体は、産卵前のやる気満々のヒラマサだ。産卵前の荒食いで産卵に向けた体力作りをしていると考えられる。
もちろん地域によるが、そのシーズンは桜の時期がピークで、ゴールデンウィークまでというのが通説。
GWを境に産卵に入ると活発にベイトを追わなくなるため、かご釣り師などのオキアミによく食ってくる。
適水温を知ろう
適水温は18~23度とされ、ブリよりも暖かい水温、カンパチよりもやや低い水温なのが特徴だ。
水温は気象庁のページなどで調べるといいだろう。
食性について知ろう
ヒラマサのベイトフィッシュは、イワシ類やサバ、キビナゴ、アジ、イカ類などさまざまだ。
数十メートル下から表層付近のベイトを狙って急浮上してくるため、活性の高いマヅメ時にはトップウォータプラグで狙うといいだろう。
しかし魚の沈んだ時間帯には、底付近から中層までを探ることができるジグに軍配が上がる。
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