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釣った魚を食べるときには要注意! 淡水魚に潜む寄生虫「顎口虫(がっこうちゅう)」の危険性と対策法

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アクセス 2015年08月19日

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出典:Another lovely coloured common carp _ Flickr – Photo Sharing! (All Rights Reserved)

淡水魚を生食することによって起こる顎口虫症。

一旦顎口虫に寄生されると非常に厄介で、場合によっては脳障害が起こったり失明することもある。

今回は、そんな恐ろしい寄生虫である「顎口虫(がっこうちゅう)」の危険性と対策を紹介しよう。

顎口虫とは

顎口虫とは、イヌ、ネコ、ブタ等を終宿主とする寄生虫である。

顎口虫にもいくつかの種類があるが、淡水魚を食べることによって寄生される危険性があるのは主に「日本顎口虫」と「有棘顎口虫」の2種である。

顎口虫の卵は水中で孵化し、第一中間宿主であるケンミジンコに取り込まれる。

次に、ケンミジンコを餌とする第二中間宿主の淡水魚や両生類、爬虫類などに寄生し、成長。

そしてこれらを終宿主であるイヌ、ネコ、ブタ等が捕食することで顎口虫はその体内で成虫となり、産卵に至る。

哺乳動物を終宿主とするものの、人間の体内では成虫になることはできない。

顎口虫症とは

顎口虫の幼虫がヒトの体内に入ると、まずは胃や腸壁を食い破って内部に入り込む。

皮下組織の内部を移動することもあり、その場合は寄生虫が動き回った痕である、爬行疹というまるでムチで打たれたような痕ができる。

また、体内の幼虫はすぐに死滅することはなく動き回り、脳や眼球に移動することもある。脳や眼球に侵入された場合、脳障害や失明などの深刻な症状が起こることもあるのだ。

第二次世界大戦中および戦後の食糧難により、雷魚を食べた多くの人が顎口虫症を発症したという。

顎口虫に寄生されたら

寄生された場合、外科摘出が最も確実な方法だが、薬を服用する方法もある。

重要な臓器に侵入される前に、いち早く治療することが重要だ。

寄生されないために

顎口虫の中間宿主となる淡水魚はコイやフナ、ナマズ、雷魚、ドジョウ、ブラックバズなど様々だ

コイは昔から「洗い」という生食料理が有名だが、安全な養殖でない野生のコイをこのような料理で食べるのは危険なので避けるようにしよう。

また、ナマズや雷魚の刺身は海外では普通に販売されていることも多く、海外旅行時には注意するべきだ。

淡水魚を食べる場合、しっかりと火を通すことが必須。顎口虫の幼虫は数分の沸騰水中で死滅するという。また、-20℃で3~5日の冷凍により幼虫を殺すこともできるが、家庭用の冷蔵庫では難しいだろう。

また、顎口虫の幼虫は魚の筋肉部に寄生するため、釣ってすぐに内蔵を取り除くなどといったことは無意味である。

淡水魚は加熱して食べるようにしよう

こんな恐ろしい寄生虫である「顎口虫」に寄生されない一番の方法は自分で釣ったものは食べないことだが、ナマズなどの美味しい淡水魚は多い。

そんな淡水魚の味を楽しむためには、やはりしっかりと加熱することが重要だ。

また、養殖されたものならば安心して食べることができることは覚えておこう。

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