エギのカタチには理由があった!漁師の知恵から生まれたエギの歴史と「型」を解説

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2018年03月16日

エギには地域ごとに最適化された、さまざまな「型」があるのをご存知だろうか?

全国各所にイカは生息しているが、捕食している餌や海底地形などが多種多様であり、その地域に最適な形状が存在するのだ。

今回は、そんなエギにある「型」についての知識を歴史とともに紹介していく。

エギのルーツは江戸時代にあり

出展:鹿児島の古い餌木 ( その他趣味 ) – 運がいい男の日記 – Yahoo!ブログ

エギは江戸時代から存在する日本古来の漁具であり、非常に長い歴史を持つルアーだ。

漁師が作業中に誤って松明(たいまつ)を海に落とし、そこにイカが抱きついたことがきっかけで生まれたと言われている。

古いエギは写真のように布も巻いておらず、シンカーには寛永通宝などの古銭が使われている。

地域に合った最適な「型」

前途の通りエギの原点は木片であるが、その後地域に合った形状へと進化し、さまざまな「型」を持つようになった。

それでは、現代でも使用されている代表的なエギの「型」を紹介していこう。

大分型

大分県南部の漁師が考案した、現代のエギの基本となる形状がこの大分型。

現在市販されているエギの90%以上はこの大分型がベースとなっている。

状況を選ばずイカを釣ることができ、バランスのとれた性能を発揮する「型」だ。

出展:津久見モイカフェスタ(期間限定)|津久見市観光協会のホームページへようこそ!!

大分県の南部地区は魚影の濃さもさることながら、観光資源としてアオリイカをアピールしたりと、地域全体でアオリイカへの馴染みが深い地区でもある。

このようにイカへの理解が深い地区だからこそ、現代においてもスタンダードとされるエギの形状を見つけることができたのだろう。

山川型

出展:アオリイカ|エギング|モンローエギ

エギの発祥と言われている鹿児島指宿市の山川地区で誕生した、やや腰が高い形状のエギ。

山川地区を始め鹿児島県の薩摩半島は、海底地形が溶岩で形成されているため、非常に根が荒い上にドン深になっている。

そのため一定のレンジを引くだけでは釣果を上げることが難しく、腰を高くすることで跳ね上がりやすい形状となっているのが特徴だ。

南郷型

出展:手作り餌木 – 脇漁具製作所

宮崎県の南郷地区発祥の、腰が低いフラットな形状のエギ。

このあたりのエリアは広い砂地や起伏が少ない地形が続いているため、一定のレンジを引きやすいエギが求められる。

そのため山川型とは対照的に、跳ね上がりにくいように腰の低いタイプのエギが好まれるのだ。

釣具の歴史に目を向けてみよう

このほかにも山陰型、五島型など様々な形状のエギが存在している。

このような地域に合った最適な型というのは、全て地元の海を知り尽くした漁師の知恵から生まれたものだ。

現代の釣具においても、漁師の知恵が幅広く応用されているのは既知の事実であろう。

たまにはこのような釣具のルーツに触れてみることで、自身の釣りにおいて新たな発見があるかもしれない。

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