釣り方やシーズンを問わず、あらゆる場面で釣り人の相手をしてくれるカサゴ。
さまざまな料理に合う魚であるが、中でも唐揚げは煮付けと並んで最もポピュラーな調理法だ。
今回はそんなカサゴの唐揚げに一工夫して、居酒屋で出てくるような絶品メニューの作り方を紹介する。
絶品唐揚げのレシピはこれだ
カサゴは濃厚な旨みだけでなく、弾力のある身を持つ高級魚。
しっかり揚げて頭から丸ごといただくのも良いが、せっかくなので身のフワフワも楽しみたい。
今回の作り方では、そんなカサゴの美味しさを同時に楽しむことができるのだ。
揚げ油、片栗粉、塩胡椒を用意
用意するのはこれだけ!
難しい調味料の配合は一切必要なく、素材の味を楽しめるのも唐揚げの魅力だ。
ウロコを落とし、エラ、内臓を取り除く
カサゴのウロコは小さく飛び散りやすいので、水を流しながら取ると台所が汚れない。
ウロコ取りがない場合は、ペットボトルのキャップを代用できる。
カサゴを三枚下ろしに
今回は身も骨も全て食べるので、多少捌くのに失敗しても問題はない。
身を一口サイズにカット
中骨はとっても取らなくても良いが、取った場合も食べられるので捨てないようにしよう。
塩胡椒で味付け
塩胡椒を軽く振って味付けしよう。
素材の旨みがとても濃いので、塩味はやや薄めが美味しい。
キッチンペーパーなどで水気をよくとる
水気は油ハネの原因になるため、しっかりとふき取ることが重要だ。
鍋に油をセットする
温度は約170~180℃。
箸で片栗粉の塊を落とし、鍋の底に沈んですぐ浮き上がってくるぐらいが目安だ。
頭と骨部分を素揚げに
弱火にし、約10分~15分ほどかけてじっくり揚げていく。
たまにひっくり返したり、鉄製のお玉で油をかけながらあげるのが満遍なく熱を通すコツだ。
身の部分を揚げていく
塩胡椒で味付けした上に、片栗粉をまぶしてから揚げていく。
こちらはフワフワ感を残すため、短い時間でサッと揚げるのがコツだ。
あまり長い時間揚げると身が硬くなてしまうため、揚げ時間は3分ほどで良い。
皿に盛り付けて完成
もはやプロが作った料理と勘違いするほどの絶品メニューに仕上がり、家族にも喜んでもらえること間違いなしだ。
このやり方であればカサゴ一匹を余すことなく食べられる上、カサゴのフワッとした身も生かすことができる。
骨部分も丸揚げするより早く、しっかりと揚がるのも嬉しい。
カサゴが釣れた時は、ぜひ一匹で二度美味しい絶品唐揚げに挑戦してみよう。