安いルアーにしか食わないことも!?青物用ルアーの使い分けを素材別に解説
ショア・オフショア問わず、水面を割って水柱を立てるような激しいバイトを味わえる青物プラッギングゲーム。
ルアーの種類といえばダイビングペンシルやポッパーがメインだが、ルアーの素材自体にもいくつか種類がある。
今回は、青物用ルアーの種類とそれぞれの特性を解説していこう。
プラスチック製プラグの特徴
安価でガンガン使える
最も安価かつ、入手が容易(一般的)なのがプラスチック製のルアーだ。
近年ではプラスチック製でもウッド素材のルアーなどに引けを取らない使用感、アクションを備えたものも多く、十分にメインルアーとなる。
特に磯からのプラッギングでは岩にルアーをぶつけて塗装が剥げたり破損することが多いため、高価なルアーの使用を躊躇してしまうはず。
プラスチック製プラグはぶつければ破損のリスクはあるものの、値段の安さからガンガン扱えるのが大きなメリットだろう。
プラスチック製ならではのカラーも
クリア系のカラーラインナップはプラスチック製にしかない。この素材ならではのカラーと言える。
クリア系カラーは、ベイトが小さいときやイカパターンなどで活躍することが多い。クリア系にしか反応しない状況もあるため、ひとつは用意しておきたい。
発泡ウレタン製プラグの特徴
ローカルメーカーのルアーに多い素材
発泡ウレタン製のルアーは、名前の通り発泡ウレタンを用いてボディを成型したルアーのこと。
比較的安価に少数生産が可能なため、ローカルメーカーなどのルアーはこの素材で製造されているものが多い。
ウッドのように劣化しにくい
発泡ウレタン製の大きな特徴が、ボディに傷が入っていても吸水しづらく劣化しにくいこと。
プラスチックのようにひび割れて内部が錆びる心配もないため、破損しにくく長く使用可能なルアーだ。
しかし、強い衝撃が加わると割れてしまう場合もあるため注意が必要だ。
水噛みの良さが魅力
発泡ウレタン製プラグは水をよく噛みアクションしてくれる。また、特性上浮力も高いためトップウォータープラグに用いる素材として最適なものなのだ。
ウッド製プラグの特徴
ウッドにしか出せないアクション
ウッドならではの浮力の高さ、水噛みの良さで、キレのあるアクションが特徴。
プラスチック製などの他素材には出せないアクションが青物に非常に有効で、長年使用されている名作ルアーも多い。
近年プラスチック製ルアーの性能が高くなっているのは事実だが、やはりウッドプラグには敵わない状況も少なからずあるだろう。
値段が高い
大量生産が難しいことから、プラスチック製ルアーと比べるとかなりの値段で販売されている。さらに希少なルアーとなると、定価以上の価格で取引きされることも多い。
入手が難しいものは、見つけたら即購入をおすすめする。
メンテナンスも必要
ウッド製ルアーは素材の特性上、個体ごとにウエイトなどのばらつきなどが大きい。
また、ボディに傷がつくと吸水し、浮力が変化したりウッド内部が腐食してしまう。
コーティングの強さにもよるが、磯で雑に扱うとここまでボロボロになってしまうことも。
塗装剥げなどがあった場合は再びコーティングするなどのメンテナンスを行い、大事に使用したい。
素材ごとに使い分けよう
素材それぞれに特徴もさまざまだ。
使うフィールドや状況によってルアーの種類を使い分けるように、素材の種類も考えてルアーチェンジしてみよう。