新品に比べると手頃な価格で購入することができる中古釣具。
状態の良いものを購入すればかなりお買い得ではあるが、値段だけを見て購入すると後々重大な欠陥が見つかり後悔することになる。
今回はそんな中古釣具の中でも、「リール」を購入する際にはどういった点を注意すべきかについて解説していこう。
中古リール購入の際のチェック項目
巻き心地
集中して釣りを続けるには巻き心地が重要だ。
中古リールには、見た目は綺麗でも内部のベアリング等が劣化していたり、オイルが不足していたりして巻き心地が悪いものも多い。
それ以外にも、内部に砂が混入していたり錆びで腐食していたりする場合もあるので注意しよう。
物によっては、ベアリングの交換とグリスアップで巻き心地が回復することも多いので、自分でメンテナンスができれば格安で良いリールが手に入る可能性も上がる。
ハンドルやスプールの歪み、キズ
酷使されてハンドルが曲がっていたり、スプールのキズ、もしくは歪んでいるものもある。
当然この歪みは巻き心地だけでなく、リールの基本性能にも支障をきたす。
ベイトリールは、なるべくサイドプレートを開けてスプールの状態も確認しよう。
ドラグ、ブレーキ類の状態
こドラグ、ブレーキ類の状態も必ず確認すべきだ。
スピニングリールではドラグがしっかりと効き、音が鳴るか、ハンドルの逆回転ストッパーが効いているか。
ベイトリールではドラグはもちろんのこと、メカニカルブレーキや遠心、マグネットブレーキがきちんと設定できるのかも確認しよう。
外観のキズ
外側のキズは実釣性能に問題はないが、やはり所有感に影響してくる。
スプールエッジのキズはラインブレイクの元となるので必ずチェックしよう。
気にならない方もいるかもしれないが、外観はきれいであることに越したことはない。
中古リールはメンテナンスが必須
中古釣具販売店や個人が出品するオークションでは、販売にあたって多少のメンテナンスをしていることもあるが、やはり不十分であることも多い。
オーバーホールができるアングラーは問題ないが、自身でやることに不安な方はメーカーのオーバーホールを検討しよう。
たとえ新品のリールを購入したとしてもメンテナンスはしなければならないので、中古リールをオーバーホールに出したからといって高くつくことはないだろう。
細かいパーツ類は、メーカーに問い合わせれば注文できる。
また自分の持っているリールのジャンク品を安く購入し、パーツ交換のために使うというのもひとつの方法だ。
中古リールを上手く活用しよう
程度の良いものを探してそのまま使うのも良し、パーツ取りのために格安で購入するも良しで、中古リールの活用幅は広い。
自分に合った目的の中古リールを購入し、釣りライフを満喫しよう。