海外釣行好きの筆者が、実際に現地におもむきシンガポール・マレーシアの釣り場について紹介する本連載。
前回に引き続きマレーシアのピーコックバス釣りの聖地、Kamparについて紹介する。
さらなるピーコックバスの良型を求めて今回は前回よりもさらに奥地にある湖へと向かった。
新たな湖へと出発
ホテルを出発後、1時間ほどで到着。
この日は無風快晴の絶好のピーコックバス日和だった。
そして見渡す限りの大自然。Kamparにはこうした湖が多く存在する。
ここで実釣を開始した。
この浮島の周りはかなりピーコックバスが付いているようでトップに好反応。
しかし小型の反応が多く、なかなか上手く乗せきれない。
少し移動してオープンエリアでキャストすると…
やや成魚の特徴が出始めた、30cmくらいの小型のトーマンがヒット。光に当たると美しく虹色に輝く魚体だった。
しばらく粘っていると、友人の100円ポッパーに大きな水柱が。
ドラグ音が鳴り響きラインがぐんぐん出され、安いベイトロッドを使っていたためかバットから「バキッ!」と折られてしまった。
だが折れたあともバレてはいないようなので、素手でPEを掴んで軽く火傷をしながらピーコックの一本釣り。
何とかハンドランディングで釣りあげたのは
45cmの立派なピーコックバス、婚姻色も申し分ない美しさだ。
これは価値ある一尾、ガイドと一緒になって喜んだ。
アタリが遠のいてきたのでポイントを移動。しかし昼過ぎごろからは全く反応が無く、照り付ける日差しにじりじりと体力を奪われていく。
いったん休憩をとったのち、午前中アタリが多かったポイントに戻って釣りを再開することにした。
まずはストラクチャー周りで一尾。ピーコックは小型でも、派手に水面を割るので面白い。
シンキングミノ―やフローティングミノ―でも狙ってみたが、ポッパーが一番好反応だった。
ふと見渡すとこの絶景。このような絶景の中でルアーをキャストできるのも、海外釣行の魅力のひとつだろう。
その後夕マズメに入ったタイミングで、トップに好反応をしめすように。
トーマンも時折混ざり、夕方はとても楽しめた。
筆者たちはバラシが多かったのだがガイドは淡々とピーコックを釣り上げており、その大きな差はティップの「柔らかさ」。
硬めのロッドを使用していたため、かなりのアタリを弾いてしまった。
夕陽が湖面を照らす風景も壮大だ。こんな景色の中釣りを楽しめるのは、釣り人冥利に尽きる。
良型ピーコックバスは1匹しか釣れなかったが、結果として2人で10匹近いピーコックバスを釣り上げられた。
帰り道にガイドの知り合いの店でラーメンのようなものを食べ、ホテルまで送ってもらいこの日は終了となる。
【次ページ:番外編!怪魚ボールカッターを追え!】