Xアクションがスレた魚にスイッチを入れる!ジップベイツから飛距離とスローさを両立させたシンキングペンシル「ザブラ クロストリガー」が登場

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2017年10月07日 (最終更新日:2018年05月31日)

目次

  1. 開発期間は2年!自信作「ザブラ クロストリガー」の特徴
  2. テスター大野氏がルアーに込める想い
  3. プロジェクトがスタートしたきっかけ。最初は課題だらけだった
  4. 特に難航したのはウエイト配分。そこに光明を見出した素材とは
  5. 困難を乗り越えようやく完成!結果が出るのは早かった

困難が続くウエイト配分の問題

ウエイトの重さを変えるだけでは解決できない

ルアー本体の形状が確定して金型に入ったあと、最初の問題はまたしてもウエイト配分だった。

これについては、「マグ・ドライブ」システムを有するメインウエイト以外に、フロントウエイトとリアウエイトを含めた計3種類のバランスを考え直すことが必要だ。

水平姿勢とアクションを保つためにも、妥協できない重要な要素である。

ウエイトの素材でルアーの性能が変わる

そしてさらに難関だったのが、それぞれのウエイトにどの素材を使うかであった。

オモリの素材として定番である鉛は、ジップベイツの環境に配慮した物作りの理念に反するため使わない。

メインウエイトの選択肢は、真鍮、鉄、タングステンの3つ

そしてフロントとリアウエイトの選択肢はスズ、ビスマス、タングステンの3つのうちのどれかだ。

まずはフロントウエイトとリアウエイトの素材を選定して行くことにして、フロントウエイトにスズ、リアウエイトにビスマスをテスト採用することに。

このふたつを固定して、メインウエイトだけが素材や大きさの違うプロトタイプを数種類作成した。

難題のウエイト配分に一筋の光明が見えた

これを浜名湖へ持参し、テスターの大野さんと確認する。

こうして色々と試した結果、フロントウエイトとリアウエイトの素材は、最初にテスト採用したスズとビスマスでは希望のアクションが出ず、飛距離も落ちることがわかった。

また一からスタートだ。

オモリについて比重で考えると、鉛は11.36に対して、スズは7.3、ビスマスは9.8と軽い。

タングステンを使う方法もあるが、比重が19.3と重くなり過ぎてウエイトのバランスが悪くなるだけでなく、高価なためコストも高くなってしまう。

そこで新しく選択肢に加わったのが、合金タングステンだった。

合金タングステンとは、純タングステン(比重19.3)に鉄や銅など含ませたもの。

これらの含有量によって、ウエイトの重さを微調整できる優れものだ。

こうして次は、難関のウエイト配分を合金タングステンを使って調整していくことにした。

タングステン合金ってどんな素材?

ここでタングステン合金について補足しておくと、この素材は鉛やスズ等とは違って簡単に作れるものではない

金型も必要になるし成形や焼結という作業が必要で工程も多い。

そのため、依頼してから手元に製品が届くのに一ヶ月以上もかかってしまった。

それも細かい修正を繰り返したため、肝心なウエイトが到着するまでの期間が相当長かったのである。

次にテストすべきことがわかっていたのもあって、この期間がとても待ち遠しく感じた。

飛距離の問題解決には「マグ・ドライブ」システムが大きく貢献した

待ちに待ったタングステン合金が到着。

プロトタイプはある程度形状が決まっていたことと、金型成形によってボディのバラツキが少なくなっていたことで、飛距離の問題については早い段階で良い感触を掴むことができた。

自慢の「マグ・ドライブ」システムもしっかりと役割を果たしているようで、キャスト時にパチンとマグネットが外れ、その音とともに飛行速度が加速する。

最後に伸びがあって、狙った所へ一直線に飛んでいく姿が爽快だ。

これには大野さんからも合格の言葉をいただくことができた。

肝心なメインウエイトの素材は何を使うことにしたのか

フロントウエイトとリアウエイトの大きさや重さも少しずつ決まり、残すはメインウエイトだけとなった。

そして色々と試した結果、このメインウエイトは真鍮素材を採用することに。

あとはこのメインウェイトの大きさを決めるだけである。

さらにテストを重ねるべく、プロトモデルで採用していた全長6mmのメインウエイトを中心に、0.5mm刻みで大きさを変えた5.5mm、6.0mm、6.5mm、7.0mmを準備。

こうして大きさは6.0mmか6.5mmのふたつに絞られたが、大野さんも悩んだ挙句すぐには答えが出せなかった。

残るは大きさをどうするか

「6.0mmの方が良さそうだけど6.5mmも捨てがたい」ならば中間を作ってみようとなり、次は6.3mmを作成した。

これを投げてみると…。

「6.5mmよりは良くなったと思う。けど…」、何かが納得行かない様子。

その違いは大きさにして0.3mmで、重量だと約0.1gほどしか変わらない。

こうなったら納得行くまでやりましょう!

ということで、さらに中間の6.15mmのウエイトを作成した。重量はわずか0.05gほどの違いだ。

もはや変わらないでしょう?と思いつつテストへ向かった。

【次ページ:困難を乗り越えようやく完成!結果が出るのは早かった】

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