海釣りで最も手軽に釣行できる場所のひとつが防波堤。
駐車場やトイレ等が完備されているポイントも少なくなく、初心者やファミリーが初めて釣りをするのにおすすめのポイントといえるだろう。
しかし、いくら磯などの釣り場に比べて安全といっても、水辺に立つということはそれ相応の危険が伴うもの。
今回は初心者に特に読んでほしい、防波堤での釣りの危険性からマナーに至るまで解説していこう。
目次
防波堤での釣りの危険性
足場の高さがある
場所によりけりだが、足場が高い場所も多い。万が一落水したら上がって来れないだけでなく、落水の衝撃で大けがをする可能性もある。足場の高い防波堤では、一歩下がって釣りをするようにしよう。
また、足場の低い防波堤でも油断はできない。
もちろん落ちても大事だが、時化の日や満潮時に船が通ったりすると波を被ることもあるだろう。
釣り人の後方は要注意!
防波堤では移動の際に他の釣り人の後ろを通る場合も多い。
その際に、後方確認をせずにキャストしたルアーや針が引っ掛かってしまう場合もある。万が一頭部や目に刺さったらただ事では済まない。
被害者にも加害者にもならないように、釣り人の後ろを通る際には声を掛けるなどして十分注意したり、自身のキャストの際にも後方確認を毎回行うようにしよう。
ゴミや毒魚も多数
防波堤には多くの釣り人が訪れるだけあって、その中にはマナーの悪い釣り人も一定数いる。そのような釣り人が捨てて行った仕掛けや、放置された外道のフグやアイゴなどの毒魚も注意すべきポイント。
防波堤の継ぎ目に糸が引っ掛かっているとそこにつまづいて転倒してしまう。毒魚も知識の無い初心者や子供が触れたら大変だ。
ゴミは自分のものでなくても見つけ次第回収し、毒魚は海へ返してあげよう。
足場が崩れている場所も…
いくら足場の良い防波堤であっても、足場が劣化して崩れている場所もある。気付かずにつまずくと転倒したり、落水する危険性も高い。
筆者も、防波堤の際がすこし欠けている場所でつまずき、ヒヤッとした経験がある。
またテトラポットがある防波堤も多い。当然のことだが足場には十分注意しよう。
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