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豪快なバイトシーンが病みつきに!雷魚(ライギョ)の釣り方を徹底解説

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アクセス 2017年01月18日

バス、ナマズと並んでフレッシュウォーターのルアーゲームで人気なターゲットのひとつの「雷魚(ライギョ)」。狙って獲る楽しさとド派手なバイトシーンは多くのアングラーを魅了している。今回は雷魚ゲームを始めてみたいという方向けに、釣り方から美味しい食べ方まで、雷魚を楽しみつくす方法をご紹介しよう。

バス、ナマズと並んでフレッシュウォーターのルアーゲームで人気なターゲットのひとつの「雷魚(ライギョ)」。

狙って獲る楽しさとド派手なバイトシーンは多くのアングラーを魅了している。

今回は雷魚ゲームを始めてみたいという方向けに、釣り方から美味しい食べ方まで、雷魚を楽しみつくす方法をご紹介しよう。

雷魚とは

雷魚とは、スズキ目タイワンドジョウ科に分類される魚の総称である。

日本にはカムルチー、タイワンドジョウ、コウタイと3種類の雷魚が存在する。一般的に、雷魚といえばカムルチーのことを指す。

カムルチーは最大で100cm近くの大物になるため、淡水のルアーフィッシングにおける格好のターゲットだ。

カムルチーは本来中国や朝鮮半島に生息し、日本に移入された外来魚。

空気呼吸をすることができる魚としても知られており、流れの緩やかな河川、湖沼、湖などを好んで生活している。

肉食性で、小魚や甲殻類、昆虫、カエルなどが主な餌だ。

繁殖期は夏で、水草などを利用した巣を作って稚魚が単独生活するようになるまで子守りをする

子守り中の雷魚を釣ることはマナー違反とされているので注意しよう。

雷魚が釣れる場所

先程述べたように、雷魚が釣れる場所は野池や貯水池・河川など。

水面にハスやヒシモなどの水生植物が繁茂している場所は、雷魚が身を潜めることができるため絶好のポイントだ

ただし野池や貯水池などは釣りが禁止されている場所も多いので、事前に確認するようにしよう。

雷魚が釣れる時期・時間

雷魚が釣れる時期は春〜秋である。雷魚は冬の寒い時期には底に沈んで動かないため釣りに向かない。

そのため、水温と気温が温かい時期を狙って釣行に出かけよう。また、経験談ではあるが大雨が降った直後なども活性が低く沈みがちな傾向にある。

デイゲーム、ナイトゲームともに釣れるが、トップゲームの醍醐味である捕食シーンが見れるという点でも日中の釣りが一般的だ。

雷魚釣りのタックル

カバーで喰わせて力で引きはがすといった、特殊な釣り方の雷魚釣りには専用のタックルが必須だ。

掛けた魚を確実に獲るためにも専用のものを揃えるようにしよう。最近では、初心者にも購入しやすい価格帯のものも販売されている。

雷魚用のロッド

硬い雷魚の口にしっかりとフッキングさせ、絡みつく水生植物も一緒にごぼう抜きしなければならないため、ロッドもかなり硬めの専用のものがおすすめ。

カバーのないオープンエリアではバスタックルでも十分に獲れるが、真剣に狙うなら専用ロッドを購入しよう。

以前はマニアックな釣りのために高価なロッドばかりであったが、現在では一万円代のエントリーモデルもリリースされている。

雷魚用のリール・ライン

前述のように濃いカバーの釣りが中心となるため、当然ラインも太いものを用いる。

よってリールもラインキャパシティの十分なものがおすすめだ。

他にも、高負荷の掛かる釣りのためギアやボディ、ハンドルの頑丈な耐久性の高さを謳うリールが良いだろう。

また、ラインには水生植物との摩擦に強く、伸びの少ないPEラインの使用が基本。太さは8号~10号と非常に太いものを用いる。

雷魚単体を釣るだけではこれほどの強さは必要ないが、藻などが絡んだ状態で絶対に切れない強さを考慮すると、これくらいの号数が妥当なのだ。

通常、PEラインを使用する場合はショックリーダーを結束するが、雷魚釣りの場合は必要ない

先端にダブルラインを組んでルアーに直結するのが基本である。

雷魚用のルアー

雷魚釣りに使用するルアーで最もポピュラーなものがフロッグと呼ばれるカエルを模したトップウォータールアー。

中空で太軸フックがボディ上側を覆うようになっているため、ヒシモなどの上を通すことができる唯一のルアーで、雷魚釣りにはもってこいなのだ。

もちろんカバーの薄いエリアではバス用ルアーなどでも釣ることができる。

スピナーベイトなどの光り物や他のトップウォータープラグにも外道としてよく食いついてくる。

雷魚釣りに必要なアイテム

次に、タックルの他に雷魚釣りに必要なアイテムを紹介していく。

プライヤー

雷魚の歯は非常に鋭く、素手でフックを外すのは危険。必ずプライヤーを使うようにしよう

フロッグを飲まれても取りやすいように長めのものがおすすめだ。

マウスオープナー

雷魚は歯が鋭いだけでなく、顎の力も強い。マウスオープナーはそんな雷魚の口を開けてルアーを外しやすくするアイテムだ

必須ではないが、あった方がよい。

フィッシュグリップ

雷魚を持つときには鰓蓋に指を入れて掴む持ち方が主流だが、触りたくないという方はフィッシュグリップで掴むとよい。

フィッシュグリップはダメージが大きいという意見もあるが、下手に魚体に触るよりはダメージも少なく、人間側も安全だろう。

水汲みバケツ

雷魚のハイシーズンは夏。釣り上げた雷魚を暑いコンクリートの上に置いたり、写真撮影などで長時間水から上げておくと弱ってしまう

なるべくこまめに水を掛けてあげるようにしよう。また、地面に置く際にも草の上に置いたり、ブルーシートなどを持参するとよい。

リリース前提で釣りをする場合のマナーとして頭に入れておこう。

雷魚の釣り方

カバー周りを狙う

雷魚はヒシモや護岸沿いなどのカバーに身を寄せていることが多い。よって、基本的にはフロッグでそれらのカバー周辺を狙っていく。

操作としてはペンシルベイトを動かすようにドッグウォークさせたり、ロッドを小刻みに震わせて一点で波紋を出したりする

アクションの後は数秒間ポーズをさせ、雷魚がルアーを追って食う間を与えてやるように意識しよう。

また、雷魚は音に敏感なため着水音はなるべく小さくすることが釣果を伸ばすコツだ。

呼吸音を狙う

前述のように雷魚は空気呼吸ができる魚。逆に、空気呼吸をしなければ酸欠で死んでしまう。

ゆえに、一定の間隔で雷魚は水面に浮上して「パフッ」と空気を吸うのだ。

この呼吸音が雷魚を釣るためには非常に重要。呼吸音がした場所には雷魚が確実にいるため、その場所よりやや遠目に着水させた後、上記のアクションで誘って喰わせる。

上級者にもなるとキャストせずじっと呼吸音を待ち、音が聞こえた瞬間に的確な位置にフロッグをキャストしてバイトに持ち込むことが可能となる。

タックルからは想像できないほどの集中力と繊細さ、正確さが必要な釣りなのである。

サイト(見釣り)で狙う

釣り場を歩いているとボケーっと浮いている雷魚を見つけることができる。このような見えている雷魚をサイトフィッシングで狙ってみるのも面白い。

気配に気づかれないように慎重にキャスト、アクションさせてバイトに持ち込もう

じっとフロッグを見てくるものの食わない場合には、一点で大きくターンさせる「テーブルターン」というアクションが効果的だ。

少し強めにロッドを煽った後すぐにラインを緩めると、移動距離を抑えたテーブルターンが可能である。

また、表層に浮いている雷魚は人の声にも敏感。複数人で釣行する際には声にも注意するとバイトする確率がグンとアップする。

雷魚の捌き方

その外見からか「気持ち悪い」などと言われて食用にされることはほとんどない雷魚。

しかしこの雷魚、実は中国や東南アジアなどではポピュラーな食用魚なのである。

最後に「これが雷魚なの!?」と思うこと間違いなしの、美味しい雷魚レシピをご紹介しよう。

熱心な雷魚アングラーの中には雷魚を食べることに反対する方もいるかもしれないが、雷魚はあくまで外来種であって、美味しい魚。

釣り上げた雷魚に敬意を払い美味しく食することに問題は無いだろう。

まずはおいしい雷魚を入手しよう

雷魚は国内では市場に出回ることがほとんど無いため、自分で釣るのが一番手軽だ。

ちなみにこれは他の魚でも言えることだが、市街地を流れるドブ川に生息する雷魚は食用には向かない。

清流はもちろんのこと、田園地帯の用水路などに生息する雷魚ならば十分おいしく食べることができる。肉食性のためそれなりに綺麗な水質で獲れたものなら泥抜きは不要だろう。

雷魚を釣りあげたら、まずは現地で締める。クーラーに入れておくだけでは雷魚は死なず、大きなサイズになると家で捌くときに暴れて非常に危険だからだ。

40〜50㎝くらいのものが調理もしやすく食べ頃なサイズだ。

余談だが、筆者は70オーバーの雷魚を自宅に持ち帰って風呂場で捌こうとした際、大暴れした弾みに包丁で自身の指を切り、雷魚と共に血まみれになった経験がある。

それほどに大型の雷魚のパワーはすさまじい。

捌き方は普通の魚と同じ

締めた雷魚を持ち帰ったら、普通の魚と同様にウロコを取り、三枚おろしにする。

ただし、雷魚は体表にかなりのヌメリがあるので、塩を大量に振ってヌメリをある程度落とすと捌きやすい。このヌメリが臭みの素でもある。

塩の他にも、酢やお湯などがヌメリ除去には有効だ。

三枚おろしにしたら、こちらも臭みの素である皮を剥いで、好みの大きさにカットしよう。

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雷魚とは思えないような綺麗な白身だ。皮まで剥いでしまえば臭みもほとんど無い。

続いて、雷魚のレシピを紹介する。

ホクホクで美味しい! 雷魚のから揚げ

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雷魚の身はとてもしっかりしており、から揚げにするとホクホクとして非常に美味である。

筆者のおすすめはこの雷魚のから揚げをカレーに載せた、「雷魚カレー」だ。

材料

  • 雷魚(ぶつ切りにしたもの)人数分
  • 塩 少々
  • 胡椒 少々
  • 小麦粉 適量

作り方

  1. ぶつ切りにした雷魚の身をチャック付きのポリ袋に入れ、塩コショウを振る。振ったら袋の外からよく揉み、塩コショウを全体になじませる
  2. 小麦粉を袋の中に適量入れ、チャックをしっかりと閉めて小麦粉が全体に付くようによく振る。このようにチャック付きポリ袋を使用することで、洗い物も少なくなる上、少ない小麦粉を均等にまぶすことができる
  3. 180度のサラダ油でからっとするまで揚げたら完成。マヨネーズをかけたり、カレーに乗せたりしてもおいしく食べられる

雷魚のムニエル

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肉厚な雷魚の身は、ムニエルにすると食べ応え抜群だ。

材料(一人前)

  • 雷魚 半身〜1/3
  • トマト 1/2個
  • ナス 1/2個
  • ズッキーニ 1/2個(野菜は好みのものでOK)
  • ニンニク 1片
  • バター 大さじ1/2
  • オリーブオイル 大さじ1/2
  • 塩 少々
  • 胡椒 少々
  • 小麦粉 適量

ソースの材料

  • 醤油 小さじ2
  • 白ワイン(酒でも可)小さじ2
  • ワインビネガー 小さじ2

作り方

  1. 雷魚の身に塩コショウを振り、小麦粉をまぶす。ニンニクは薄くスライスし、野菜は厚めの輪切りにしておく
  2. 熱したフライパンにオリーブオイルを加え、ニンニクを香りが出るまで焼く
  3. 中火にして、フライパンにバターを加えて溶かしたら身を焼く。両面をこんがり焼き目が付くまで焼いたら皿に移しておく
  4. オリーブオイルを足して、野菜を焼く。こちらも皿に移す
  5. 使用していたフライパンに醤油、白ワイン、ワインビネガーを加えてソースを作る
  6. 野菜とムニエルを盛りつけ、ソースをかけて完成

雷魚を調理する際の注意点

雷魚は顎口虫という寄生虫の中間宿主であるため、生食は絶対にしてはいけない。

そして、調理する際はしっかり中まで火が通るように注意してほしい。

雷魚の癖のない白身は火を通しさえすれば様々な料理にマッチする。アラからは濃厚な出汁が出るため、中華スープなどの煮込み料理にも最適だ。

また、低脂肪高タンパクなので、ヘルシーでもある。釣ってはいるが食べたことはない…そんな人には、ぜひ雷魚料理を味わってみてほしい。

釣って楽しい食べて美味しい

雷魚を捌いてよく見てみると分かるが、つぶらな瞳が非常にキュートな魚。

一見グロテスクなため敬遠している人も多いだろうが、豪快な釣りと美味しい料理を通じて、雷魚に愛着を持つ方が少しでも増えれば筆者も嬉しい限りである。

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