冬にはオープンウォーターなフィールドが、夏になると一面ヒシモやハスで覆われて釣りができない…。
ゴミや浮遊物が浮いており、いいポイントなのにルアーを投げ入れられない…。
そんな時にオススメなのが「パンチング」だ。
「パンチング」での釣り方
パンチングとは重めのテキサスリグやラバージグを、水面に生えている植物やゴミの表面を貫通させ、その下に潜むバスを狙うという釣り方だ。
今回は、パンチングの基本事項について紹介しよう。
パンチングの釣り方
釣り方はシンプルで、ヒシモやウィードのマットがあるポイントにリグをキャストし、着底させたらリフト&フォールを繰り返すだけだ。
そのポイントにバスがいればすぐに反応が返ってくることが多い。
アタリがあったら一呼吸おいてから強めにアワせ、フッキングしたらロッドのパワーを活かして強引にカバーから引きずり出そう。
マットが厚すぎてルアーが貫通しない場合は、あえてルアーを高く投げ上げ、重力を利用して貫通させるというテクニックもある。
パンチングに使うリグ
パンチングには用いられるリグはさまざまだが、共通して言えることに「スリ抜け性能の高さ」がある。
この条件を満たしていて、リグにある程度のウエイトがあればパンチングが可能だ。
その中でも最も主流とされているのがテキサスリグだが、最近ではテキサスとシンカーの位置が逆になっている「サステキリグ」や、アイの部分にシンカーがぶら下がっている「ジカリグ」などもパンチングに使われるようになった。
「パンチング」にオススメのタックル
ロッド
パンチングでは主にヘビー〜エキストラヘビーの硬いベイトロッドを用いる。
これは重いシンカーのテキサスやラバージグをバスの口にしっかりとフッキングさせ、水面の植物やゴミごと引っこ抜くだけのパワーが必要なためだ。
柔らかいロッドを使うと最悪折れてしまうこともあるため、なるべく専用のロッドを使うようにしたい。
リール
フッキングした後に潜られないよう素早くランディングする必要がある。
ライン
ラインももちろん太いものを使用する。太めのフロロラインか、植物とのスレに強いPEラインの5号以上がおすすめだ。
ルアー
ルアーは先述したとおり、すり抜けのいいテキサスなどのリグを使用する。
ワームはホッグ系を使用することが多い。
ウェイトの基本は1オンス。カバーの厚さによってウエイトを変えるようにしよう。
夏のブラックバスはシェードに潜んでいる!
夏の暑い時期、バスは涼しい場所を求めてヒシモの下などのシェードに隠れる傾向がある。
そこにいるバスを狙えるパンチングは、朝や夕方のマズメ時以外にも効く、非常に有効な釣り方だ。
パンチングを制するものは夏のバスを制す。この夏、パンチングに挑戦してみてはいかがだろう。