水に浸かりながら釣りをするウェーディング。魚をキャッチして写真を撮る際に、どのようにして撮ろうか悩む方も多いのではないだろうか。今回は、ウェーディングだからこそ可能な魚の撮影テクニックを解説しよう。
水に浸けたまま撮影する
ウェーディング中に撮影をするとなると、岸まで戻ったり水中から魚を出して縦に撮影する方も多いかもしれないが、岸に戻ると時間がかかり時合を逃す可能性もある上、全て同じような写真に見えて何となく味気ない。
魚体を水から出して撮影した写真。口をあんぐり開けている姿はあまり魅力的ではない。
おすすめは、魚を水に浸けたまま撮影すること。フィッシュグリップを持ちながら魚体を半分くらい出して撮影するのだ。このようにして撮影すると、水の流れとともに魚体が煌くため躍動感のある写真を撮ることができる。
撮影の際は水の流れに対し上流側に魚の頭を向けると撮影しやすい。
次に、水に浸けたまま撮影した写真。上の写真と異なる魚ではあるが、魚体にまとわりつく水の流れや魚の目つきなどの違いが分かるだろう。人を撮影する時と同じように、魚の魅力が感じられる理想のアングルを探しながら撮影するようにしよう。
また、水に浸けたまま撮影することで、水から出して撮影するよりも魚へのダメージを減らすことができるというメリットもある。
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