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10816アクセス 2016年07月30日

連載:夏に釣れる魚の特徴や生態【第2回 クロダイ】

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餌釣りからルアー釣りまで、様々な釣り方でアングラーを楽しませてくれる「クロダイ」。夏に最盛期を迎える魚のひとつである。今回は、そんなクロダイの特徴や生態を詳しく解説していこう。

クロダイの分布・生態

北海道南部から本州、九州地方、さらには朝鮮半島や台湾まで、東アジア沿岸の幅広い場所に生息している。しかし、奄美大島以南には分布が見られず、近縁種のミナミクロダイなどが多い。

マダイをはじめとする大型のタイ科の仲間にしては珍しく、浅い海に生息していることが多く、汽水域にも積極的に進入してくる。環境への順応能力が高いため磯からサーフ、港湾、河川など幅広いエリアに分布し、汚染にも強いため東京湾などでも魚影が濃いのが特徴だ。

さらに、雑食性で悪食であることで有名。貝や甲殻類、魚類など様々な餌を捕食する。釣り餌ではコーンやスイカなどを用いることもあるほどである。

春が産卵期で、この時期がのっこみと呼ばれている。また、クロダイの近縁種であるキチヌは秋が産卵期だ。

クロダイの特徴

クロダイは現在では広く「チヌ」と呼ばれることが多くなったが、元々は西日本での地方名である。また、キチヌは各鰭が黄色いことから「キビレ」と呼ばれることが一般的。また、キチヌと区別してクロダイのことを「真チヌ」と呼ぶこともある。

キチヌの方が河口や汽水域で多くみられ、時には淡水域にまで遡上してくる。ルアーへの反応が良いのもキチヌだ。

さらに、クロダイは性転換する魚としても有名。2~3歳までは雄で精巣が発達していることが多いが、それ以降は卵巣は発達して雌へと性転換するのだ。つまり、50cmを超えるいわゆる「年無し」サイズは殆どが雌なのである。

クロダイの釣り方

磯や防波堤でのフカセ釣りやダンゴ釣り、落とし込みなどあらゆる狙い方で釣ることができる。釣り方に合わせて餌もオキアミやカニ、イガイなど様々だ。警戒心が非常に強い魚のため、ゲーム性も高く、専門で狙うアングラーも多い。

また、近年では「チニング」と呼ばれるルアーで狙う釣りが大流行している。専用のラバージグワームボトムを狙う釣り方が最も手軽で簡単だろう。

また、ベイトフィッシュが豊富なエリアでクロダイが魚を捕食している場合、ミノーシンキングペンシルでの釣りが面白い。さらにエキサイティングなのがトップウォーターゲーム。水面を割ってクロダイがルアーにバイトしてくるため、非常に面白い釣りだ。トップウォーターゲームは夏限定の釣りで、水深の無い水温が高いエリアでのみ反応してくることが多い。

トップウォーターでの釣りを楽しみたい場合には、浅い河口域やサーフなどを探して釣りをしてみるとよいだろう。釣れるポイントでは多数のクロダイが目で見えることが多い。

おすすめの調理法

マダイなどに比べると磯臭く、食べるのは嫌う方もいるが、美味しい魚である。新鮮なものは刺身でもおいしい。特に、昆布締めにすると旨みが凝縮されて絶品だ。

その他、焼き物や煮物だと臭いもそれほど気にならず、美味なのでおすすめだ。

また、港湾内や河口域など、排水の多く流れ込むエリアで釣れたクロダイは美味しくない。釣れると明らかにヒレなどが裂けて体表が汚れ、真っ黒な個体が多いため、食べようとは思わないだろう。一方、外海で釣れる銀色の個体は臭みも少なく安全に食べることができる。

クロダイを狙ってみよう

意外と身近なエリアに多く生息している「クロダイ」。思い思いの釣り方でクロダイを狙ってみてはいかがだろうか。

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