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日中は速乾性のウェア、長袖長ズボンが基本。サングラス、帽子も必須なアイテム。

8804アクセス 2016年05月13日

連載 : 釣り旅 〜ロクデナシは世界の好きなところで釣りをする【第2回 イランでキャンプ!? ウエアはもっとも大切なタックル】

日中は速乾性のウェア、長袖長ズボンが基本。サングラス、帽子も必須なアイテム。

日中は速乾性のウェア、長袖長ズボンが基本。サングラス、帽子も必須なアイテム。

イランから戻りました。マンガルという、いわばニゴイのお化けのような魚を釣りに、カメラに収めるために行ったのですが…。想像以上に不安がつきまとう旅で、少し恐怖感もありました。イランという国は、イスラム教の国で人々は平和思想を持っていて、街の治安は間違いなく東京や大阪より良いのです。しかし、僕らが行った場所は、首都テヘランから西に1000キロほど行ったところ。クウェート、イラクとの国境近くのダム河川でキャンプを張り、釣りをすることとなり、それは天候不順が原因で現地についてから決まったことでした。

備えよ常に。道具も気持ちも。

今回狙った魚はマンガル、英名はキングバーバスと呼ばれる巨大魚。最大100キロオーバーにもなる。

今回狙った魚はマンガル、英名はキングバーバスと呼ばれる巨大魚。最大100キロオーバーにもなる。

制約が多く、緊張状態がある程度ある中東の一国であるイランに、悠長に魚釣りに来た僕ら。立ち回りを考えないと、つまらない事になる可能性大なのです。時には日本人…、というより外国人であることを隠すように言われたり、言葉を発しないように言われたり。もっとも不安感を煽ったのは、国境近くのキャンプ地まで夜間航行、まっくらな湖にボートを浮かべ、音をなるべく立てないように移動したことでした。アレは本当に怖かった、同行の3人とともに、黙りこくって、ただただ、生きて辿り着きたいと思ったほど。終わってしまえば、面白い体験をしたと感じてるけど、肝は冷えたね。

中東のグランドキャニオン。日中は気温35度、湿度20%と暑く乾き、夜は気温が10度前後まで下がる厳しい環境。

中東のグランドキャニオン。日中は気温35度、湿度20%と暑く乾き、夜は気温が10度前後まで下がる厳しい環境。

キャンプ地は岩山の麓。まるでグランドキャニオンか? というような場所に、テントを張って5泊した。現地コーディネーターは、テントなどフル装備であるから、何も心配する必要はないと。しかし、僕は疑り深い(笑)。モンベルのテント、シェラフ、エアマットを持込み、ウェアは暑いところほど夜は冷えるからセーターやダウンジャケットも用意しておいた。現場に着いてみれば、やはりテントはいい加減なもので、シェラフどころか毛布やグラウンドシートすらない。テントには穴があちこちに空き、入り口のチャックは壊れて、イランの乾いた風でひらひらと泳いでいるほどだ。笑えるのだけど、夜になるとそうも言ってられない。疲れを癒やすのがテントやシェラフであり、夜の寒さ、朝方4時ごろのもっとも冷える時間帯ともなれば、冬用のシェラフでも少し寒いぐらいまでになるのが、熱帯の放射冷却なのだ。

助かった〜と一瞬思ったけど、同行の3人はテントの装備がなく、そのヒラヒラして、常に羽虫達がドライブスルーするテントに寝るしかない。僕だけがちゃんと寝られる、というのは辛い(笑)。だから、僕が持っている装備のうち、ダウンジャケットや速乾パンツなどを貸してあげた。彼らは辛いテント泊を少しだけ改善することができたのかな。

朝ちゃん(サラリーマンしげる)が釣った24キロのマンガル。夢の魚を追うのは何にも代え難い楽しい旅だ。

朝ちゃん(サラリーマンしげる)が釣った24キロのマンガル。夢の魚を追うのは何にも代え難い楽しい旅だ。

旅の装備で一番大事なのはウエア。テントやシェラフは場合によるのだけど、ウェアはいつも、どんな旅においても、しっかりしていないと釣りも満足にできなくなるから。最悪は、風邪を引いたり、毒虫に刺されて病気になったり、マラリアなどの深刻な伝染病になることもある。基本、必要なウェアはこんなものだ。1)速乾性の長袖のシャツ 2枚 2)高性能レインウェア 3)薄手のダウンジャケットやセーターなど防寒ウェア 4)速乾性のパンツ(長ズボン) 5)クロックスと靴 6)靴下2足以上。下着であるパンツは2枚ぐらいでいい。4〜5日履いていても大丈夫。ちょっと…と思ったら、ガシャガシャ!と洗えば、比較的すぐに乾くから。あと持って行くと便利なのはフェイスマスク。日焼けを防止するだけでなく、砂やホコリを吸わずにも済むし、タオル代わりにも。

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それにしてもイランは砂が常に舞い、街は砂とホコリと排気ガスが混然一体となって非常に空気が悪かった。そのせいで、僕は帰国してから咳が止まらないのです。備えても病気になるわけで、無防備で行ったら、もっと大変な目にあいますから。ご注意を。では、また次回に。

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寄稿者プロフィール

お名前

ミズグチケンジ

プロフィール

釣りするフォトグラファー。これまで訪れた国は21カ国。元・編集者。「冒険用品の店」を主宰し、旅する釣具と道具を開発もしている。

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