テーマ別

トップページ>釣行記>連載 : 釣り旅 〜ロクデナシは世界の好きなところで釣りをする【第1回 釣りに出かけよう、そう、制限なしで】

オーストラリアから500キロ沖のグレートバリアリーフ洋上にて。Wahooとパトリック・セビル。

4227アクセス 2016年04月26日

連載 : 釣り旅 〜ロクデナシは世界の好きなところで釣りをする【第1回 釣りに出かけよう、そう、制限なしで】

オーストラリアから500キロ沖のグレートバリアリーフ洋上にて。Wahooとパトリック・セビル。

オーストラリアから500キロ沖のグレートバリアリーフ洋上にて。Wahooとパトリック・セビル。

今、僕は初めて行くイラン渡航を直前に控えて、少しだけ緊張し、未知に触れる予感に興奮している。羽田の国際ターミナルから飛び立つ飛行機は、まずドーハへ飛び、1時間という短いトランジットを経てテヘランに。イランはイスラム教の国だ。酒の持ち込みは禁止で、ネクタイは西洋文化だからしてはいけない。公共施設の撮影をすると逮捕されることがあるなど… なぜ僕が、異文化を持ち、いろいろな制約のあるイランに行くのかというと、そこに僕が見たことがない魚がいるから、触れたことのない文化と人と自然があるからだ。

世界旅行するということ

燃えるような緑のジャングルとサイダー瓶のような青空。魚の天国は僕の天国でもある

燃えるような緑のジャングルとサイダー瓶のような青空。魚の天国は僕の天国でもある

魚釣りが目的で、世界のどこにでも行くということは、恵まれたことであり、とても贅沢なことだ。航空機の進歩と航路の開拓により、世界のどこにでも行けてしまう。「地球がもっと広かったらいいのに」とは、地球のほとんどの場所に冒険家が行ってしまって、それはエベレスト登頂だったり、サハラ砂漠の横断だったり… 冒険と探検をする意味は、現代では失われたものになり、つまりは世界の誰もが共感できる意味のある冒険がなくなってしまったことに悲観して発する言葉。「あと2倍か、できれば3倍ぐらい地球が大きかったらいいのに」。

60キロオーバーのキハダマグロ。胸鰭が航空機のように成長したキハダは悪魔のような引きをする

60キロオーバーのキハダマグロ。胸鰭が航空機のように成長したキハダは悪魔のような引きをする

でも、僕ら釣り人には残されたロマンがある。それはまだ誰も釣っていない魚や、その種の最大魚を釣ること。または、いろいろなスタイルで釣ることだ。魚の居場所を世界的に探して、苦労して移動して、現地の人間(ともすれば、欧米文化に侵されていない原住民との交渉)と交渉して、その魚を釣り上げるという偉業も少なくなりつつある。しかし、まだ残されていて、それは釣りが上手いということはそれほど重要ではなく、その場所に立てるかどうかという人間力が必要だろうなと思う。

ボンバダ・テルに誘われて、訪れたアマゾン川で初めて釣り上げたツクナレ・アスー。

ボンバダ・テルに誘われて、訪れたアマゾン川で初めて釣り上げたツクナレ・アスー。

やわらかに、個人が夢の魚を釣るために出かけるのも「冒険」としてもいいと、僕は思っている。ピラルクを釣りたい。タイメンという、イトウ種のモンスターを釣りたい。どれぐらいの大きさになるか分からないほどの魚たち、ナマズ族やコッド類など。淡水で釣る楽しみはジャングルクルーズ的な面白さがあったり、異様で異形な魚を見たいという興味も沸く。海ならさ、淡水魚よりも強い力を持つ魚がたくさんいるんだ。フィッシングスタイルも全く違って、スポーツ的な要素も強くて、欧米的でもある。どちらがいいってことはなくて、淡水だけでも海だけでもいいし、どちらもやれれば釣りの幅というか引き出しは大きくなり増える。それは自分次第で、自分が好きなように考えればいい。自分の好きな釣りを、好きな場所で、それは日本国内はもちろん、地球のどこででもしようという。そんな遊び、旅。

次回からは旅するコツ、多くのコツを書いていきたいと思う。まずは時間がない中で書いた記念すべき(?)初稿として。では、またね。

寄稿者プロフィール

お名前

ミズグチケンジ

プロフィール

釣りするフォトグラファー。これまで訪れた国は21カ国。元・編集者。「冒険用品の店」を主宰し、旅する釣具と道具を開発もしている。

投稿ナビゲーション

タグ:

釣報(ツリホウ)の更新情報を受け取る

  • Facebookで

  • Twitterで

  • feedlyで

    follow us in feedly
  • RSSで

    RSSを登録

公式チャンネル

  • メジャークラフト