防波堤沿いに積まれていることの多いテトラポットは、メバルやカサゴをはじめとして様々な魚の隠れ家となる。そのあたりの魚を狙う釣り人にとっては超一級ポイントだ。
今回は、魚の隠れ家であるテトラポッドの中を効率よく狙うことができる、ワームを使った「穴釣り」のやり方を解説しよう。
「穴釣り」のやり方
使用するタックル
ロッドはメバルロッドやライトなバスロッドがおすすめ。穴へルアーを落とす釣りなので、あまり長いロッドはやりにくい。6フィート前後がベストだ。
また、ヒットしたら一気に穴から魚を出さなければいけないので、バットパワーのあるロッドが望ましい。
ocean(オーシャン) スピニング バスロッド 6ft リール付き
売り上げランキング: 412,943
リールは何でもよく、ロッドに合ったものを選ぼう。ラインはテトラにラインが擦れるため、太めの6ポンドクラスのフロロカーボンラインがよい。
スピニングタックルで十分だが、近年流行しているベイトフィネスタックルならより手返し良く釣りをすることができるだろう
ダイワ(Daiwa) リール 15 アルファス SV 105
売り上げランキング: 36,945
ルアーはジグヘッド+ワームで十分。餌を使うより手軽でおすすめだ。ジグヘッドは軽すぎると上手く穴に落とせないので、1〜3g程度を目安にするとよい。
ワームはストレートワームが基本だが、シャッドテールやグラブなどでも良く釣れる。数タイプ持っておくとその場の状況に対応することができるだろう。
オーナー(OWNER) メバル弾丸夜光 JH-83 3.0g #6
売り上げランキング: 30,036
釣り方
穴釣りでの釣果は穴選びに殆ど左右される。なぜなら魚の居ない穴にいくらルアーを落としても釣れるはずがないからだ。
穴選びの際の基準となるのが潮通しの良さ。潮通しのよい場所は餌も豊富で比較的多くの魚が集まるので、テトラの中にも魚がストックされていることが多い。また、魚が出入りすることのできるスペースがある穴も良いだろう。
その他にも、穴選びの際によく言われるのが、「暗い穴」を狙うというものだ。暗い穴の中は日中でも根魚などの活性が高いことが多く、良く釣れる。これらの要素を考慮して、釣れそうな穴にワームを落としていこう。
穴を探したら、ワームを落としてボトムまで落とす。この時に、着底後すぐにラインを張らないと波でラインやルアーが流されて根掛かりしてしまう。
着底したらワームをダートさせるようにチョンチョンとアクションさせ、止めたり竿先をゆっくり下してフォールさせる。ルアーを止めた直後や、フォールから次のアクションの間でアタリが出ることが多い。
ヒットしたら
アタリは明確に出ることが多いので、アタリを感じたら素早く合わせて巻き上げるのがコツ。ここでモタモタしていると魚が穴の奥に入り込んでへばりつき、出てこなくなってしまう。
万が一潜られた場合には、しばらくラインを緩めて待っていると出てきてくれることもある。
移動時の滑落に注意!
テトラポッドの上を移動しながらの釣りなので、移動の際には足元に十分注意して欲しい。滑りにくく、歩きやすい靴を履こう。
もちろんライフジャケットは必ず着用すること。
手軽に楽しめる穴釣りを楽しもう!
キャストする必要もなく、手軽に様々な魚種を狙えることができるのも穴釣りの魅力。食味が良い魚が釣れるので、釣ったあとは舌鼓を打とう。
関連商品
売り上げランキング: 53,292