これを読めば初心者でも釣れる! 手軽さNo.1の「サビキ釣り」の基本まとめ
出典:アジ釣りの仕掛けと釣り方
初心者向きで、女性や子供も楽しむことができるサビキ釣り。そんなサビキ釣りのやり方や、釣れる魚、コツなどをまとめた。
サビキ釣りをはじめたい人や、改めて学びたい人は釣行に向かう前に必読だ。
サビキ釣りとは?
サビキとはエサに似せたハリのことで、それを使って魚を釣ることをサビキ釣りという。
多くの場合、ハリがついている「仕掛け」にエサを入れるカゴを連結させて、カゴを動かし、カゴの中のエサを撒くことで魚を近くに寄せてハリに食わせる。
サビキカゴの画像
サビキ釣りで釣れる魚
釣れる魚は、イワシ・アジ・サバ・メジナ・イサキ・ベラ・ボラ・ソウダガツオ・サンバソウ(石鯛の子)など。様々な魚が釣れ、引き上げるまで何が釣れるかわからないのも、サビキ釣りのいいところだ。
サビキ釣りの時期は?
サビキ釣りで魚が最も釣れるのは、ゴールデンウィークから秋までの水温が暖かい時期。
水温が暖かいと魚が活発になり、エサを求めて動きまわるためだ。
冬は釣れない?
冬はアジやイワシなどの回遊魚が近海にいないため、夏のように数を釣ることはできない。
海水の温度が一番下がる時期の1〜3月は、サビキで近くの魚を狙うのは厳しいだろう。
サビキで釣れる時間は?
時間は魚の活性が高くなる、日の出・日の入りの前後1・2時間(朝マズメ・夕マズメ)か、満潮の前後1・2時間がおすすめだ。
釣りに行く日の満潮の時間を調べて、その3時間前くらいに釣り場に到着し準備を始めるとちょうどいい時間に釣りを開始できる。
満潮時間を調べたいときにオススメのアプリ
釣果の向上には必須! 潮汐を便利に調べられるiPhoneアプリ5選
サビキ釣りの仕掛け
サビキ釣りをするには、このように仕掛けをセッティングしよう。
上の図のように下にカゴがついているタイプが、重心が1点になるため初心者にも扱いやすい。
必要になるものは、ロッド・リール・道糸・サルカン・仕掛けだが、釣具屋などに行くと「サビキ釣りセット」を安価で販売しているため、そちらで揃えても問題ないだろう。
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サビキ釣り仕掛けの予備も持っておこう。
その他必要なもの
水汲みバケツは、エサを入れたり釣った魚を入れるためにも必要なので2つ準備しておくと困らない。
撒き餌で魚を集めるためにも柄杓があると便利。
釣った魚をクーラーボックスに入れると新鮮な魚を食べることができる。アジなどの小さい魚は急に冷たい場所に運べば、寒さで締めることができるので、氷をいれておくとさらに新鮮に食べることができる。
釣り用にクーラーボックスを揃えなくても、アウトドア用の別のもので十分。しかし魚の臭いが残る場合があるので、心配ならビニール袋を用意してそれに魚を入れて冷やそう。
エサは釣具屋で購入するか、常温で保存できるものにしよう。
サビキ釣りの釣り方
必要なものがそろったら近くの堤防や港などに行って、釣りをしよう。
1・釣る場所を決める
釣り場についたら釣りをする場所を決めよう。他の釣り人に邪魔にならないように、間隔をあけること。
2・道具の準備をする
仕掛けやエサの準備をしよう。水汲みバケツで水を汲んでエサを溶かしたり、竿を組み立てる。
3・仕掛けのエサカゴにエサを詰めよう。
準備が終わったらいよいよ釣り開始。エサカゴの7〜8分目くらいまでエサを入れよう。
詰め込みすぎるとエサが出ていかなくなるので注意すること。
参考動画
4・エサを投入しよう!
ついにエサの投入。下の図のように左手の人差し指にラインを掛け、ベールアームを起こす。
そして、その指からラインを外せば、仕掛けが海に吸い込まれるように潜っていく。
仕掛けが着底すると、ラインが止まるが、勢いがあり過ぎると、惰性でラインが出ていく。
それを防ぐため、スプールに手を添えておいて、「そろそろ底に着く?」と思ったときに、スプールから出る糸の速度を、添えた手で抑える。
これは、仕掛けに何本もハリがついているので、海底で絡まってしまうことを防ぐためだ。
仕掛けがそこについたら、リールを巻いてラインのたるみをなくすと、魚の掛かりがわかりやすくなる。
その後はのんびりしながら、魚が掛かるのを待つ。もしくは柄杓で上から撒き餌してやると、さらに魚が集まりやすくなる。
カゴからエサがすべて出ても竿に反応が無ければ、リールを巻いて仕掛けを引き上げ、またエサを詰めて仕掛けを投入を繰り返す。
5・魚が釣れたら
仕掛けを入れているときに急に竿に重みがきたり、引っ張られるような間隔があると魚がかかった証拠。
焦らずのリールを巻いて仕掛けを引き上げよう。
無事に釣れたら、自分が刺さらないようにハリに気をつけながら、魚を外すと完了。
サビキ釣りは一度掛かると連続で掛かる場合が多いので、またエサを詰めて仕掛けを投げよう。
参考動画
サビキ釣りで楽しく簡単な釣りデビュー
サビキ釣りは本当に初心者にもわかりやすく簡単な釣りだ。
初夏から秋まで楽しめるので、ぜひサビキ釣りで釣りデビューしてほしい。