フカセやダンゴ釣り、はたまたルアーでのチニングなど、あらゆる釣り方で狙われる人気ターゲットのチヌとキビレ。
外見が似ているだけでなく、同じような状況で釣れるため混同している方も多いかもしれない。
今回は、そんなチヌとキビレの見分け方を解説しよう。
「チヌ(クロダイ)」と「キビレ」の見分け方
ヒレの色で見分ける
最も一般的で簡易的な見分け方。
キビレは名前の通り胸ヒレや尻ヒレ、尾ヒレの下先端が黄色く、チヌは黒い。
しかし、個体差でヒレの黄色味が薄い個体も存在し、さらに、ヒレが黄色くチヌやキビレによく似た「へダイ」という魚もいるため、間違えてしまう可能性もある。
側線の上部のウロコの数で見分ける
ヒレの色では判断できない微妙な魚の場合、側線から上のウロコの数を数えるとよい。
クロダイはウロコの数が5.5枚以上であるのに対し、キビレは3.5枚。明確な違いがあるため確実に見分けることが可能だ。
ただし、ウロコを数えるのはなるべく体の中央部の側線上にしよう。
頭部や尾部に近い場所だとウロコの数が異なる場合があるので注意が必要だ。
へダイとの見分け方
前述したチヌやキビレとよく似た魚「ヘダイ」との見分け方を紹介しよう。
へダイはヒレが黄色く、キビレと混同しやすい。
ただしクロダイとキビレは頭部がやや尖るのに対して、へダイは丸みを帯びている。
しっかりと見分けよう
クロダイをキビレは混同されやすい魚だが、今回紹介したポイントを押さえてしっかりと見分けることができるようにしておこう。