釣りのために長時間車から離れる釣り人の車は、車上荒らしの発見が遅れることが多いことから、犯罪のターゲットになりやすい。
その証拠に、TwitterやFacebookなどでは被害報告も多々投稿されている。
今回は車上荒らしに遭わないための、基本的な対策を紹介しよう。
車上荒らしの犯行手口とは
車上荒らしの手口は、鈍器で窓ガラスを割る・鍵を工具でこじ開けて侵入するなど、強引ながらも短時間で行われるものが多い。
調べてみると、釣り場では圧倒的に窓ガラスを割る手口が多いようだ。
自分の知り合いが!茨城県守谷市滝下橋付近で昨日の夕方釣りを していたら、 車上荒らしにあいたした! 車の持ち主はかなり怒っています 地元の皆さん協力お願いしますm(__)m pic.twitter.com/5mRrPru2JE
— Naoki (@naokisk81) 2015, 6月 12
都田ダムで車上荒らしにあいました。。 タックル2本盗まれた。。 釣り来る人は気をつけてください pic.twitter.com/269whPnTAA — miji (@miji0223) 2015, 9月 28
釣り人が駐車する場所は目立たず、人通りも少ないため、目撃者が出ることも少ない。
さらに財布や貴重品、高価な釣具を車内に置いている場合もあるので、現金はもちろん、盗品の販売目的などでターゲットにされてしまう。
車上荒らしの被害に遭わないための対策
貴重品を車に置いていかない
車内に財布や高価な金品などの貴重品を置いていかないようにしよう。
釣りで汚したくないと思って置いていくと、万が一車上荒らしの被害にあった際に被害が大きくなる。
特に免許証や保険証、銀行カードの入った財布などは、面倒でも必ず携帯しよう。
車内の見える場所に置いておくなど、もってのほかだ。
釣りに行く時は、持ち運びに便利な専用の財布を用意しておくことをおすすめしたい。
必要以上のタックルを家から持って行かない
幅広い釣りに対応するために、複数のタックルを車内に置いている釣り人は少なくない。
しかしそのすべてを携帯出来ない場合、一部は車内に置いていくしかなく、それらは犯人達の格好のターゲットになる。
使う可能性が低いタックルは自宅に置いておくようにして、最低限の釣具のみを持っていくようにしよう。
また遠征では道具を沢山持っていくおことが多いので、他県ナンバーは狙われやすいことも覚えておいてほしい。
外から車内が見えないようにする
車内に何が置かれているかひと目でわかると、犯人も狙う車を決めやすくなる。
釣りの時だけでもいいので、車の内側が簡単に見えないようにするシェードなどを装備しておこう。
車内を覗きこむ姿は目撃されると不審なため、犯人も警戒しやすく、犯行を行いずらい。
セキュリティ用のステッカーを貼る
一番最初に導入したい装備対策として、このセキュリティ用ステッカーをおすすめしたい。
一見地味な存在だと思われがちだが、安価ながら貼っているだけで防犯意識の高さをアピールできる。
シールが嫌な方には上で紹介しているような吸盤タイプもあるので探してみるのもいいだろう。
筋骨隆々なプロレスラーには誰も戦いを挑まないのと一緒で、防犯ステッカーを貼っている車には犯人も警戒するはずだ。
音が鳴るカーセキュリティを装着する
衝撃を感知して警報を鳴らすカーセキュリティも有効だ。窓ガラスを破られた衝撃で警報がなるので、犯人に威嚇することができる。
自分自身も音で車に異常があったことを知ることができるので、事件の発見が早くなり、逮捕の可能性も高くなるのだ。
簡単に装着できるものもあるので、人気のない場所に車を停めることが多い方はぜひ採用してほしい。
ドライブレコーダーを装着する
近年、車に装着する人も多いドライブレコーダー。
外側だけでなく車内も録画できるため、犯人が警戒しやすいアイテムといえる。
車外からでも装着していることが見えるので、防犯としても役に立つ。
少し高価ではあるが、愛車と釣具が守れると思えば安い買い物だ。
釣り以外でも役に立つので、これを機会に導入するのもいいだろう。
窓にセキュリティフィルムを貼る
車の窓自体が割れないように、セキュリティフィルムを貼るのも防犯に役立つ。
釣具の車上荒らしは、基本的に窓を割ることがほとんどのようなので、セキュリティフィルムを貼れば釣具が盗まれる心配はなくなる。
しかしながら、車内に閉じ込められて出られない場合などでも窓が割れないため、安全面ではリスキーだといえるだろう。
車上荒らしに遭ったら
万全の対策をするのが前提だが、もし万が一車上荒らしにあった場合は、すぐに警察に連絡し被害を報告しよう。
なお、車のガラス割れや鍵の破損などは車両保険が適用され補償されるが、車内のバッグや衣類、カメラ、レジャー用品については「身の回り品特約」という特約を付帯している必要がある。
現金やパソコンなどは補償されない場合もあるので、一度自分の車両保険を確認してみよう。
釣り人を狙う車上荒らしを撲滅しよう
毎年絶えない釣り人を狙う車上荒らし。他人事だと思わず当事者意識を持って被害対策に努めよう。
また他の釣り人の車を見かけたら、周囲に不審な人物がいないか気を配り合うようにしてほしい。