連載 : 初心者のためのタイラバの始め方【第5回 タイラバの選び方】
目次
タイラバの重さは
ここでは、アンカーを下して船を固定して釣る場合を考える。
潮の速さやその日のコンディションによるので一概には言えないが、水深が60~80m付近のポイントを狙う際には80g、80~100m付近を狙う際には100gを使用するとよいだろう。
また、60mよりも浅い海域では、60gや45gといった重さのタイラバを使用することもある。
これに関しては地域性が強いため、事前に船長に連絡して、どのくらいの自重のタイラバを使用するべきか聞いておくと確実だ。
ヘッドの素材や形について
素材
タイラバのヘッドにはタイラバが誕生した時から使われている一般的な素材である鉛と、その鉛に対し1.7倍重いという特性を持つタングステンが存在する。
潮の流れが速い時や風が強い時には重いタングステンが有利となるが、鉛のタイラバに比べ高価なため、はじめのうちは安価な鉛素材のタイラバを選ぶようにしよう。
形
ヘッドの形は丸型(円形)が多いが、オーバル型やひし形のものなど、多くの形が存在する。
これらの決定的な違いは、潮流に対する抵抗の感じ方が変わることだろう。
潮流を受ける抵抗の違いにより、スカート部を含めたタイラバ本体のアクションに違いが出る。
代表的な形は丸型(円形)であるが、「特定の形状が一番釣れる」というような答えは今だ出ていないのが現状だ。
そのことをふまえても、ヘッドの形状については好みで選んでも問題ないといえる。
タイラバのカラーは
基本的に、ヘッド、スカート、ネクタイともにオレンジ、赤、ゴールドといったカラーが中心となる。
これに加えて、緑系のカラーがあると赤系がアタリカラーではない日にも対応できる。
その日の潮や日照、天気、ベイトの有無等によってアタリとなるカラーは異なるので、最低でも3色程度準備しておきたい。
また、最近では簡単にネクタイとスカートを替えることができるタイラバも発売されているので、アタリが遠のいた時には積極的にカラーチェンジを行い、その日のパターンを見つけ出すことが重要だ。
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