投げ釣りや落し込み釣りなど、様々な釣りで使用するゴカイやアオイソメなどの「虫餌」。
多くの人が釣りと聞いてイメージするのが、これらの餌を用いた釣りではないだろうか。
今回はそんな釣りの定番ともいえる虫餌を、釣り針に付ける際の刺し方を紹介しよう。
なお、今回は虫餌の代わりにストレートワームを使用している。基本的な刺し方は変わらないので、こちらを参考に虫餌を刺してみよう。
通し刺し
「通し刺し」は虫餌が落ちにくく、投げ釣りなどに向いている。
1.虫餌の頭部を指でつまみ、頭部から針を刺す
2.針の奥の方まで虫餌を押すようにして刺していく
3.針先を出して完成
針先が少しだけ出るように刺すのがコツだ。
他の刺し方にも言えることだが、虫餌が長すぎる場合や魚の活性、対象魚によって適当な長さにカットしよう。
また頭部の少し下から刺すことで、虫エサが死にづらくなる。
チョン掛け
虫餌に対するダメージが最も少ない刺し方。
頭部を針に刺すだけなので虫餌に触る時間が短くて済み、触るのが苦手、もしくは慣れない初心者の方にもおすすめだ。
ただし、通し刺しなどに比べると餌の持ちは悪くなる。
1.頭部に針をチョンと掛ける
手順は頭部に針をチョンと掛けるだけだ。
ミミズの場合、ハチマキと呼ばれる白い帯の部分の少し下にチョン掛けするとよい。
ハチマキはミミズの急所のため、針を刺すとすぐに死んでしまうので注意しよう。
縫い刺し
名前の通り、縫うように針に刺す刺し方。
持ちは非常に良いが、細く小さい餌の場合すぐに弱ってしまう。大き目の虫餌を使用するときに効果的だ。
1.頭部に針を刺す
2.縫うように、折り畳みながら刺していく
針の軸の長さによって縫い刺しの回数を調節しよう。
3.針の軸の方まで刺したら完成
房掛け
数匹の虫餌を針に刺す刺し方。
アピール力が高いため、魚の活性が低いときやスズキなどの大型魚を狙うとき、餌が小さくボリュームを持たせたい時などに有効だ。
1.チョン掛けの要領で虫餌を針に刺す
2.同じ要領で虫餌を追加する
3.好みの数まで虫餌を刺したら完成
2〜3匹を房掛けにすることが多いだろう。
生きている虫餌の刺しにくさの解決法
虫餌はもちろん生きているため、針に刺す際に暴れたり、身体がヌルヌルしているために慣れていないと非常に刺しにくい。
そんな時にはヌメリを軽減してくれる、以下のようなアイテムを使用しよう。
釣魚や環境によって刺し方を使い分けよう
餌の刺し方は釣果に直結する重要なテクニックのひとつ。
綺麗に刺せればエサ持ち良くなるので、練習をしてマスターしよう。