釣果を向上させるためには、適切なタックルを揃え、良いポイントを選択肢、適切なルアーを選択すべきだと言うのは釣り人なら誰でも知っていることだろう。
今回はそんな、意外と見逃されがちな釣果を遠ざけてしまうタブー行為を紹介しよう。
釣果を遠ざける現場でのタブー行為
動きすぎる
ウェーディング中はもちろん、餌釣りなどでも無闇やたらに動かないことが大切だ。
魚から釣り人が見えていても、動いていなければそれが生き物であることは判断できない。動きを極力少なくして、魚から警戒されないようにしよう。
大きな音を立てたり、大声で喋る
ラトル音で誘うルアーがあることでもわかるが、魚にも聴覚があり獲物を追う時の判断材料としても使っている。
釣り場に到着したらなるべく大きな音を立てず、大声で喋らないようにしよう。水中の魚には振動の大きな低い音が届きやすいので、釣り場の近くで飛び跳ねたりするのは絶対にNGだ。
また車が近くに駐車できる釣り場では、ドアを閉める際の音にも注意してゆっくり閉めるなどの配慮をしよう。
弱ったり出血した魚をリリースする
主に淡水魚などに言えることだが、水に同種の魚の血液が混じると、魚は近くに危険があると警戒し逃げてしまう。
弱った魚をリリースしても同様に警戒されてしまうので、釣ったときにダメージを与えてしまった魚は極力持ち帰って美味しく食そう。
また血抜きしたバッカンの水などは、自分の釣り場や、他の人の釣り場から離れた場所で海に流すようにする配慮が必要だ。
釣り場の水で手を洗う
やってしまいがちだが、川や海の水で手を洗うと、人間の匂いが流れてしまい魚から警戒される。
サメなどは5km離れた場所の血の匂いを判別すると言われるほど嗅覚も優れているので、細かい点だが釣果にこだわる際は気をつけよう。
どうしても川で手を洗う場合は、釣り場より下流(人がいない所)で洗おう。
こうすれば、匂いの成分が下流に流れていくので釣りに影響しづらい。
周りに人のためにも配慮をしよう
釣りは同じ場所で複数人が行うレジャーだ。
周囲にも配慮して、みんなで気持ちよく釣りを楽しもう。