釣り人なら知っておきたい魚の雑学!「魚の産卵方法」について
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釣り人が普段から楽しませてもらっている魚たち。日本全国で数多くの魚が釣られているが、彼らはどのようにして繁殖しているのか気になったことはないだろうか。
今回は釣り人にも無関係ではない、身近な魚の繁殖方法について解説する。
魚類の繁殖方法とは
非常に当たり前だが、哺乳類である人間と異なり、魚たちは魚類に分類されるため繁殖方法が異なる。
魚類の受精様式は大きく分けて以下の2つの種類がある。
- 体内受精
- 体外受精
体内受精
この方法は哺乳類と同じく雌雄が交尾することで受精させる。
サメやエイなどの軟骨魚類全般はこの方法で繁殖し、メスは受精した卵や腹のなかで成長した子供を産む。
体外受精
もうひとつは雌雄が卵と精子を放出する体外受精。これは釣魚としてターゲットにされる硬骨魚類全般で見られる方法だ。
放出される卵には、水より軽く水中を漂う「浮性卵」と、水より重く海底に沈む「沈性卵」があり、浮性卵を産む魚の多くは水中にばらまくように産卵するが、沈性卵を産む魚は種によって方法が変わることで知られている。
この動画に見られるように、浮性卵を産む魚は産卵直後から卵が海中に分散するため、親による保育行動は見られない。
しかし沈性卵を産む魚や、体内受精する魚では保育行動が見られる場合がある。次に魚の保育行動を紹介しよう。
【次ページ:魚の保育行動】
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