撒き餌の準備には解凍したオキアミを「ほぐす」、「刻む」ということに加え、集魚剤と一緒に「混ぜる」という作業が重要となる。
釣り場で均等に撒き餌を混ぜるためには、マゼラーと呼ばれる専用の混ぜる道具を使うと効率がよい。
今回は撒き餌の準備が捗る、おすすめのマゼラーを紹介しよう。
マゼラーとは
マゼラーはフカセ釣り等で使う撒き餌を混ぜるための器具で、主にオキアミや集魚剤、水などを混ぜる時に用いる。
バッカンなどの中で混ぜることを想定して作られているケースが多く形状は様々だ。
それぞれが混ぜやすさなどの個性が違うため、自身のスタイルに合った1本を選ぶようにしよう。
マゼラーに求められる性能
- 持ちやすさ
- 混ぜやすさ
- 携帯性
以上がマゼラーに求められる性能といえる。
撒き餌がしっかり混ざっていないと、途中で水分の調整が必要になったりと不便が生じてしまう。
また荷物としてかさばらず、持ち運びが容易であるものが重宝する。
フカセ釣りには欠かすことができないマゼラーは、その日の釣りを左右するほど大切な道具といえるだろう。
おすすめのマゼラーを紹介
シマノ「ワンピースコマセミキサーX MX-093G」
シマノ[SHIMANO]から発売されている、高い人気を誇るマゼラー。
冷凍餌を「砕く」、撒き餌を「混ぜる」、撒き餌を「練る」という必要な性能を兼ね備えている製品だ。
専用設計された「X形状ブレード」は餌を混ぜる際の抵抗を40%も軽減し、より少ない力で混ぜることができるようになっている。
また力が逃げづらいグリップの形にもぜひ注目してほしい。
ダイワ「PVコマゼ 400L」
ダイワ[DAIWA]から発売されている、一度使ったらやめられないと評判のマゼラー。
中心の空洞を大きくすることで混ぜ抵抗を軽減し、粘りに対しても軽快な混ぜやすさを追求した。
また角張った形状がバッカンの隅まで届くため、混ぜ残しが格段に少なくなるのも嬉しいポイントだ。
タカ産業「マキエスコップ」
筆者が日ごろ愛用しているマゼラーの「マキエスコップ」。
非常に混ぜやすく、餌を砕くこともお手の物だ。
撒き餌を混ぜる用のスコップだが、底物の撒き餌を撒く際にも使用できるため、さまざまな釣種を楽しむ釣り人にぜひおすすめしたい。
第一精工「マゼ杓」
長年のベストセラーといえるマゼラーの「マゼ杓」。
縦方向に動かして砕くこともでき、混ぜる時は先端部分を曲げて使用することも可能だ。
用途に合わせて先端を動かすことができるため、どのようなユーザーにもマッチしやすい。
第一精工「マゼ杓 ミニ」
上記で紹介した「マゼ杓」を小さくしたタイプがこの「マゼ杓ミニ」だ。
アミやオキアミを砕いたり、混ぜるのも少量の場合はこちらで十分だろう。
コンパクトなので収納や持ち運びにも困りづらい
自身に合ったものを探そう
マゼラーは形状や大きさなど多種多様な製品が発売されている。
用途なども踏まえて自身に合うものを探し愛用していくことで、より撒き餌の準備が楽しくなるだろう。