赤澤康弘のご当地タイラバ戦術【錦江湾編:後編】プロが教える「キャスティングタイラバの基本」とは

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2019年10月05日 (最終更新日:2019年10月12日)

雄大な桜島がそびえ立ち、美しい景勝地として知られる鹿児島県・錦江湾(鹿児島湾)。

国内でもまれに見る複雑な海底地形が形成されており、フィールドによって多彩なアプローチ方法が必要とされる。

今回はシマノフィールドテスター 赤澤康弘さんが教える、「錦江湾のタイラバを制するコツ」を紹介していこう。

キャスティングタイラバが釣れる理由

今回は、錦江湾エリア攻略の鍵となった「キャスティングタイラバの基本」を解説してもらった。

「キャスティングタイラバを使えるようになれば、釣果は確実に伸びますよ!」と話す赤澤さん。

実際に赤澤さん自身もキャスティングタイラバを行うようになってから、シャローエリアでの釣果が1.5倍に増えたという。

「例えば水深80mのポイントであれば、底から20mまではヒットゾーンとなるでしょう。しかし水深20〜30mのシャローエリアでは、マダイが追ってくるのはせいぜい底から5〜6mまでがほとんどです。このようにシャローエリアではヒットレンジが狭くなるため、必然的にアプローチの選択肢が限られてしまいます。」

赤澤さんはシャローエリアの難しさについてこう話す。

このようにヒットレンジが狭まるシャローエリアでは、広範囲を探れるキャスティングタイラバが圧倒的に有利になるという。

またキャスティングタイラバでは「波動の強弱」や「カラー」、「巻き速度」といった要素の中に、「ラインの角度」という要素がプラスされる。

「バーチカルでは食わないときも、キャストをしてラインの角度を作ることでバイトを得たことが今までに何度もありました。」と話す赤澤さん。

シャローエリアでキャスティングタイラバを採用することで、アプローチの選択肢が格段に広がる

キャスティングタイラバの基本

キャスト時は周囲を確認し、必ずアンダーハンドでキャストする。

またキャスト時の軌道はライナーではなく、なるべく高めの放物線を意識することが大切だ

バス釣りのスキッピングのような低弾道でキャストすると、ネクタイが絡みやすくなってしまうので注意しよう。

さらにキャスト後は着水の瞬間にロッドを少し引き、静かに着水させるのがコツだ。

こうすることでフックがネクタイに絡んだり、ラインを拾ってしまうエビ絡みなどのトラブルを減らせる。

細かな点ではあるが、赤澤さんが毎投必ず実践している技のひとつだ。

ボトム狙いがセオリー

シャローエリアのキャスティングタイラバでは、おおよそ海底から5mまでのボトム狙いがセオリーとなる。

ボトムレンジを的確に狙うためには、自分のタイラバが海中でどの位置を泳いでいるのかイメージすることが重要だ。

おおよそキャストをして最初の着底後はボトムから12〜13回転ほど巻き上げ、その後2回目の着底以降は10回転、8回転といった具合で、ラインの角度が浅くなるにつれて巻く回数を減らしていこう。

巻き速度はおおよそ1秒間に1〜1.5回転(ノーマルギアを使用時)ほどを基準とする。

状況によってヒットパターンが変わるため、キャストごとにあらゆる巻き速度を試してみよう。

1回のキャストで4〜5回ほど底を取り直したら、すでにラインの角度は垂直に近くなっているだろう。

「このとき垂直になったからといってすぐに回収せず、最後に垂直の状態で一度底を取り直してください。」と赤澤さん。

角度をつけた誘い中に垂直の動きを織り交ぜることで、マダイが反射的に口を使うことがあるという。

潮が緩いときはカーブフォールが効く

潮がほぼ流れていないときは、ボトムを取るまでにカーブフォールを織りまぜてみよう。

「カーブフォールはキャストをしてから着底後7〜8回巻き、ベールを起こさない状態で着底を待ちます。このときロッドをやや立て気味にすると、穂先で着底を確認できますよ」

通常のフリーフォールに比べると着底はわかりにくくなるが、魚が海底べったりに居着いているときに効果的だと赤澤さんは話す。

ラインのメンテナンスを忘れずに

赤澤さんが毎回欠かさず使用しているのが、こちらの「PEライン アクティブスプレー」。

使用前に吹きかけることでラインの放出がスムーズになり、飛距離の向上とトラブルの軽減に貢献してくれる

またクラゲの死骸などの浮遊物が付着しにくくなるという恩恵まであるという。

ショアからのルアーフィッシングで人気のアイテムだが、キャスティングタイラバでも必需品だ。

今回使用したタックル

錦江湾のキャスティングタイラバに適したタックルを赤澤さんに選んでもらった。

今回釣行した錦江湾中部エリアでは、45g〜60gをキャストできるロッドが必要だ。

スピニングリールはC3000番が基本であり、ハイギアではなくノーマルギアタイプをおすすめしたい。

こちらは水深40m程度までのシャローエリアにおすすめのタックルセッティング。

ショートレングスなため狭い船上でも扱いやすく、70gまでのタイラバを快適にキャストできる。

今回のような遊漁船はもちろんであるが、SUPやカヤックフィッシングでも活躍すること間違いなしだ。

こちらはパワーと飛距離を重視したスピニングタックル。

60g〜80gのタイラバをキャストし、より広範囲を探りたいアングラーにおすすめだ。

またバーチカルでの使用時は150gまで対応しているため、中央部のシャローから湾口のディープエリアまで錦江湾のタイラバを一本で網羅できるだろう。

アプローチの選択肢を広げよう

錦江湾中部のようなシャローエリアでは、キャスティングタイラバが明確に有利となることがわかっていただけただろうか。

単純にタイラバをローテーションするだけではなく、難しい状況を打開する策としては非常に有効なアプローチだといえる。

本記事を参考にキャスティングタイラバを習得し、アプローチの選択肢が広がる楽しさを実感していただきたい。

前編はこちら

赤澤康弘のご当地タイラバ戦術【錦江湾編:前編】プロが語る「シャローエリア攻略法」とは

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